女優ノート『友近さん』
気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、朝ドラ『ブギウギ』に出演中の友近(水谷千重子)さん。
大学卒業後、地元愛媛県の道後温泉宿で仲居として働いていた友近さん。その後、ローカル局のレポーターを経て、吉本総合芸能学院(NSC)に入学。ピン芸人として人気に。併せて女優・歌手としても活躍。
最初にドラマで見たのが『がんばっていきまっしょい』(2005年)。愛媛が舞台の青春ドラマで、ゴシップ好きのお好み焼き屋の妻という、当て書きっぽい役。夫役が小日向文世さんでした。
四国・松山の小さな町を舞台に、不器用で勉強も苦手な主人公・悦子(鈴木杏さん)が高校入学を期に、クラブ活動に没頭する。様々な批判を受けるが、女子ボート部を設立し迎え入れた仲間たちと切磋琢磨しながら、一歩一歩大人へと成長していく様を描いた青春物語。
ドラマ『おみやさん』(2006年)、『華麗なるスパイ』(2009年)、映画『地獄でなぜ悪い』(2013年)などを経て、2回目の朝ドラ登場になったのが『あさが来た』(2015年)。主人公(波瑠さん)の嫁ぎ先に付いて行く女中役。大番頭・雁助(山内圭哉さん)との恋模様も話題に。
幕末の京都に生まれたお転婆な「あさ」(波瑠さん)が大阪に嫁ぎ、のんきで陽気な夫「新次郎」(玉木宏さん)と、しとやかで優しい姉「はつ」(宮崎あおいさん)をはじめ、多くの人々に支えられながら、まだ女性が表舞台に出ることが少なかった激動の時代に、実業家として奮闘していく。
TBS火10時枠ドラマに初出演したのが『中学聖日記』(2018年)。友近さんは、主人公(有村架純さん)の先輩教師で相談役。時に厳しいこともいう彼女の存在が、禁断の恋を描く本作のバランサーを担っていたと思います。
婚約者(町田啓太さん)がいる身にもかかわらず、勤務先の学校で出会った10歳年下の中学生・黒岩明(岡田健史さん)に心惹かれていく女性教師・末永聖(有村さん)の、儚くも美しい“禁断の恋”を描く。
余談:『ブギウギ』には、岡田健史改め水上恒司さんが、愛助役で出演していますが、友近さんとの共演シーンはなさそうですね。