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ドラマ『かぞかぞ』&『西園寺さんは家事をしない』(第2話)

家族をめぐる「楽しい」や「悲しい」など一言では説明ができない、情報過多な日々の出来事を、笑えて泣けて考えさせられて、心がじんわり温かくなる令和の新しいホームドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(#かぞかぞ)』の第2話。

急病で倒れたひとみ(坂井真紀さん)は何とか一命をとりとめた!3人の世話をするため、ばあちゃん・芳子(美保純さん)がやってくる。七実(河合優実さん)と草太(吉田葵さん)は病院へ行ってみるものの、元気のないひとみを見ては帰るほかなかった。

母が看護師に死にたいと吐露するほど、絶望していたことを知った七実。持ち前の体幹の強さを活かして、ニューヨークを目指すべく、担任で英語教師の田口(松田大輔さん)の補習受け、メキメキと英語が上達。このあたりの描写は軽快ですごく楽しいシーンでした。

外出許可が出て、車椅子のひとみと共に、七実はお目当てのカフェを目指しますが、街中は車椅子ユーザーに優しくはなく。周囲に謝ってばかりの七実。止めはカフェ店に入る入口の段差。諦めてしまったひとみ。

七実は初めてひとみの手術同意書の話をし、死ぬより辛い思いをしている母を想い、一緒に死のうか?とまで口にしますが、その後、もう少し時間が欲しい、ママが生きたいと思えるようにしたいと語るのでした。

そして4か月後、自宅に急いでひとみを連れ帰った七実は、パソコンの画面を開き、近畿学院大学の受験合否ページへ。そう、七実はニューヨーク行きを変更し、大学受験を目指したのでした。

受験は見事合格。大喜びの家族と、亡き耕助(錦戸亮さん)。人間福祉学部に入学し、七実が目指すのは「優しい社会にして、あのカフェの前の段差ぶっ潰す!」世界でした。

いや、今回も最高。まだ第2話ですが、早々と「傑作」認定します。他の夏ドラマは見なくてもいいと断言。この作品だけは必見です。

仕事はバリバリやるが、 家事は一切しない38歳独身女性の西園寺一妃(松本若菜さん)が、年下の訳ありシングルファーザー・楠見俊直(松村北斗さん)と「偽家族」として暮らすことになるハートフルラブコメディ『西園寺さんは家事をしない』の第2話。

西園寺さんは、自宅の賃貸スペースに楠見とその娘のルカ(倉田瑛茉さん)を仮入居させることに。「家族でもないのに甘えるなんて変だ」と異様なほどに気を遣ってくる楠見に、西園寺さんは妙にモヤモヤしてしまう。

洗濯機共有から、「家事の恩返し」、保育園お迎え代行などを経て、お互いに「家族でない」がゆえに気を使い過ぎる西園寺と楠見の関係性が前振りとなり。

部下のミスで「岡田缶詰」の社長(ベンガルさん)に一度は拒絶されますが、楠見の「しおしお野菜スープ」に元気をもらい、涙した西園寺は、再び岡田社長に掛け合い、仕事は継続できることに。

西園寺は誰かと住むことにもメリットがあること、家族になることで諸々の問題が解決できそうなことから、前例のない関係「偽家族」を提案。具体的な話は次回以降ですが、受け取り方によってはプロポーズ。福山雅治さんの「家族になろうよ」は流れてきませんでした。



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