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ドラマ日記 『Destiny』(第7話)&『燕は戻ってこない』(第4話)

横浜地方検察庁中央支部の検事・西村奏(石原さとみさん)が封印したはずだった、青春時代の「光と影」。抗えない運命の中でも、自分の意志を貫いて突き進む奏の姿を描く、20年の時をかけたサスペンスラブストーリー『Destiny』の第7話。

奏は、取り調べの直後に吐血し病院に搬送された真樹(亀梨和也さん)に付き添っていると、目を覚ました真樹から「一緒に逃げない?」と誘われる。翌朝、病院を抜け出した真樹は長野行きの長距離バスに乗り込むと、発車直前に奏も飛び乗ってきて…。

放火と殺人未遂の容疑者が、簡単に病院から抜け出せるという設定はスルーするとしても、レンタカーを借りて思い出の星空を二人で見るという行動をロマンティックなシーンとしては感じられず。

取調室以外の場所で、検事と被疑者ではなく、友人&元恋人という関係性の中で、真実を聞き出そうとした、ということなんですかね。結局、真樹からは聞き出せず、警察に連れていかれ。

真樹と一泊の逃避行をした奏でしたが、逃亡した真樹の逮捕に寄与したということで、むしろ上司の大畑(高畑淳子さん)には褒められますが、婚約者の貴志(安藤政信さん)には愛想をつかされ。別れを告げられました。

そんな中、新たな証拠を探していた奏は、火災現場付近を映したドライブレコーダーの映像に、大学時代の友人の一人である祐希(矢本悠馬さん)を発見。奏が問い質すと、祐希は「真樹は庇ったんだ、俺を」と告白。そして、意識不明だった野木浩一郎(仲村トオルさん)が目を覚まし…。

お金も夢もない、29歳の大石理紀=リキ(石橋静河さん)。自らの遺伝子を継ぐ子を望む草桶基(稲垣吾郎さん)。その妻で不妊治療を諦めた悠子(内田有紀さん)。それぞれの欲望が「代理出産」を通じて交差する、ノンストップ・エンターテイメント『燕は戻ってこない』の第4話。

リキの自由を契約で縛ろうとする基に反発を覚える悠子。しかし、基の自分への思いの深さを知り、計画へのためらいを振り切る。リキもまた、親友のテル(伊藤万理華さん)が東京を離れることを知り、我が道を行く覚悟を決める。

自らの身体が「買われる」ということにモヤモヤした想いを抱くリキは、テルから女性向け風俗のセラピスト・ダイキ(森崎ウィンさん)を紹介されます。

前回、自身も風俗を兼務しているテルが話していたことが伏線となっていました。「買われる」者が、誰かを「買う」ことで癒される(精神の安定を図る)とか、本当は違法だけど、「本番」をやってくれることもある、など。

「嫌なことは絶対にしない」を何度も口にして、少しづつリキとの距離間を見極めるダイキ。ホテル代は別なのだろうかと考えてしまう豪華なラブホテル。ゴージャスなバスタブでくつろぎ、マッサージに身を任せたリキは、ダイキに「本番」をお願いして…。

誰かに抱きしめられたかったリキに、「いった?」「次は絶対いかせるから」と意気込むダイキですが、「(いってるという)嘘(演技)つかなくっていいね」とリキ。満足したようで、今後は店を通さずに会うようです。

一方、生まれてくる子供を基の実子とするため、悠子とは一度偽装離婚し、リキと籍を入れることに。人工授精が始まりますが、2回失敗。担当医師の巧妙な誘導でリキは同意させられ、リスクのある次の段階に進むことになりました。

余談:昨夜の大河ドラマ『光る君へ』での「枕草子」爆誕に唸りました。脚本家・大石静さん凄い、凄すぎる。演出や演技・語り(高畑充希さん)含めて、素晴らし過ぎました。


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