ドラマ日記『問題物件』（初回）
不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、頭が切れて腕っ節が強く、人間離れした破天荒さを持つヒーロー・犬頭光太郎（上川隆也さん）とお人よしのヒロイン・若宮恵美子（内田理央さん）が、鮮やかに解決していく不動産ミステリー『問題物件』の初回。
大島不動産販売・営業部から左遷され、新設部署・販売特別室に配属となった若宮恵美子。配属初日、恵美子が呼ばれた先は、なぜか会社ではなく、とある豪邸だった。
フジテレビの水曜夜10時枠で始まった本作。前作『領域異常解決室』では、主人公（藤原竜也さん）を始め、主要キャストがみな「神」というぶっ飛んだ設定でしたが、今回も犬頭が「犬」である可能性を匂わせた初回となりました。
販売特別室の室長・大島雅弘役は宮世琉弥さん。前クール『スノードロップの初恋』では死神役。室長代理・片山芳光役は本多力さん。大河ドラマ『光る君へ』では、道長の従者・百舌彦役でした。大島も片山も犬頭の存在を知らず、大島の愛犬・犬太と犬頭に類似点があるのも「匂わせ」ですね。
「借りたら必ず死ぬ部屋」の真相は、オーナー兼管理人の須貝（きづきさん）による、樽水（武田亮汰さんさん）への密室殺人と、その後に須貝が自殺願望者を積極的に住まわせたことによるものでした。金を持て余す独身男が、女性絡みで失敗するというどこかで聞いたような話（笑）。
名優として知られる上川さんは、今回のキャラクターを思う存分楽しんでいるようでやりたい放題。内田さんも、リアクションの大きい振り回されキャラが合ってますね。まずまず面白いので、視聴継続。