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ドラマ日記『半径5メートル』(最終回)

女性週刊誌の若手編集者・風未香(芳根京子さん)と、型破りなベテラン記者・宝子(永作博美さん)のバディが、身近な話題から世の中を見つめていく『半径5メートル』の最終回。風未香の記者として独り立ち&恋の終了が描かれました。

風未香が熱愛スクープを撮ろうとして失敗した浅田航(倉悠貴さん)に、新恋人という報道が流れる。お相手はITベンチャーの社長・興津美咲(西原亜希さん)。その会社が自治体に納入している子育てアプリを、宝子と共に取材する風未香だったが、アプリが不具合を起こしていることがわかり…。

元ホステスということで、世間に色眼鏡で見られ、風未香の恋人・山辺(毎熊克哉さん)にもスキャンダルを狙われていた興津でしたが、実はネグレクトによる児童養護施設育ち。だからこそ、子育てアプリへの熱い想いを持っており、アプリの不具合も役所側に原因があったと判明。

風未香の粘った取材で、見事に興津の真意を伝える記事が書かれましたが、山辺は風未香の成長を素直に受け止められずに、半同棲の家を出ていき、二人の恋は終わりました。気がつくと、ちょっとしたクズキャラになっていた山辺でしたが、風未香の別れ際の切ない表情と涙が美しい。

今期ドラマについて、「見逃せない!春ドラマ脚本家5人」という記事で挙げたドラマは、『大豆田とわ子と三人の元夫』『あのときキスしておけば』『今ここにある危機とぼくの好感度について』『コントが始まる』、そして『半径5メートル』。見事に全てが傑作でした。夏ドラマはどうかな。

あっ、ゲストですが、興津役の西原亜希さんの演技が素晴しかったです。「親を救わなければ、子供は救えません」も名言。いくつかのドラマで見かけたことはありましたが、再注目したいと思います。



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