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ドラマ日記『ドラゴン桜』(第5話)&『青天を衝け』(第15話)

かつて三流高校から東大合格者を輩出した元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部寛さん)が、元教え子の水野(長澤まさみさん)と共に、破綻寸前の高校を再建しようとする『ドラゴン桜』第5話。秀才VS天才の対決でした。

理事長の久美子(江口のりこ)は、東大専科と一流大学コースで再度勝負することを桜木に提案する。国・数・英の3教科を大学入学共通テスト形式で行うことが決まった。負けた方のクラスは即廃止だ。水野(長澤まさみ)は実力の差があり過ぎると訴えるが、桜木は「その必要はない」と言い切る。

東大専科の生徒たちに、「マジカルバナナ」などゲームを使った勉強法を教える一方、「秘密兵器」として、発達障害ながら実は天才的な能力を秘めていた健太(細田佳央太さん)をスカウト。秀才の藤井(鈴鹿央士さん)に再び勝利。東大専科の生徒たちも揃ってきました。

映画『町田くんの世界』の細田さんの上手さも光りましたが、前半“敵役”を演じる鈴鹿さんが実にいい。前クール『ホリミヤ』の時の演技と見比べてみるといいかも。あと、麻里(志田彩良さん)の父親役で、声だけ出演したのは、『天国と地獄』の東朔也役だった迫田孝也さんでした。

続いては、“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第15話。

栄一らは初俸禄をもらい、円四郎(堤真一さん)から新しい名を授かる。初仕事は、摂海防禦の要職に就く薩摩藩士・折田要蔵(徳井優さん)の隠密調査だった。そこで出会った西郷吉之助(博多華丸さん)から、“先の時代が読める優秀な人材ほど非業の最期を遂げる”と聞かされた栄一は…。

篤太夫という新しい名前があまり気に入らない栄一でしたが、隠密調査には成功。徳井さんのクセの強いキャラも面白かったですが、華丸さんの西郷どんぶりも、なかなかのもの。栄一を気に入っていたというのは史実のようです。

西郷による「先んこつが見え過ぎる人間は往々にして非業の最期を遂げてしまう」という円四郎暗殺フラグ。堤さんの退場が早すぎるけれど、明治以降も考えると致し方なし。


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