痩せたい!だけのダイエットじゃなく、自分仕様のSDGs (持続可能な開発目標) があることを知ればあせらずに済みます。
脂肪細胞がパンクしている肥満のままでいいはずはありませんが、
1. 痩せ過ぎは肥満の人より死亡率が高いということを知っていますか?
BMIは肥満度を示す体格指数で
「体重kg ÷ (身長m)² 」算出されます。
ご参考にご自分のBMIを計算してみてくださいね。
それだけではなく
老化を加速させます。
長寿遺伝子サーチュインを活性化させる
NAD(抗老化ビタミンのような物質)を合成する酵素を
作るためには「脂肪細胞」が必要だということが、
ワシントン大学の日本人教授らの研究で明らかになっているそうです。
健康で長持ちする体を維持するためには、適正レベルの体脂肪は必要だということです。
痩せたい!と思うあなたは、ほんとうに痩せる必要が
ある状態なのかどうか、今一度振り返ってみましょう。
「長寿遺伝子サーチュイン」「NAD」についての
面白記事はこちら
↓
いくら痩せていても、筋肉不足や骨粗鬆症を伴うような「やせ」は痛々しいばかりです。
2. 今、高齢者と20代〜30代女性の低栄養傾向による「やせ」が社会問題になっています。
高齢者の「フレイル」(加齢により心身が老い衰えた
状態)の基準項目のひとつに「体重減少」があります。
まさに「老け痩せ」です。
もうひとつフレイルと似た概念に「サルコペニア」が
あります。
サルコペニアは主に加齢や病気が原因で、筋肉量が減少し筋力や身体能力が下がった状態をいいます。
加齢以外のサルコペニアを「二次性サルコペニア」
といい、若い人にも起こります。
若い人のサルコペニアの原因のひとつに栄養の問題が
あり「栄養不足」や「栄養の吸収不良」があります。
いわゆる「無理なダイエット」が原因である場合もありそうです。
若い人の「やせ志向」はキレイというより、将来の
寝たきり予備軍視されているのです。
わたしは若い世代の人については、「加工品が多い
食生活」が気になります。
栄養の質が悪く、代謝に良くない食べ物の摂取の影響
が常態化して、さまざまな疾病の若年化が起こっているように感じています。
若い世代については、マーケットをはじめ社会や大人の責任を強く感じます。
高齢者については「運動不足」が気になります。私たちの親世代(70代〜)って長生きなのですが、下半身に故障が多いんですよね。
今ほど運動することについて社会的に強いメッセージはありませんでした。
運動は「推奨」というオススメにとどまり、
した方がいいには違いないけれど、しなくてもまぁ
大丈夫みたいな感覚です。
「愛犬とお散歩」を運動にカウントしてしまうなど、
筋肉維持に対する意識が希薄なんですね。
3. さてさて、40代〜50代、
60代女性はこの中間に位置する
年代です。
若い世代の失策からも高齢者の失策からも学んで、
ベストを探りたいものです。
実際の印象としても、痩せギスより肉感のある方が
健康的で好印象に感じることってないですか?
あなたが今自分は太っていると思っていて、ダイエットしなきゃ!と考えていたとしても「やせ」衰えなくてもいいのです。
BMI23〜24.9の範囲であるならば、痩せることを考えるより、食事を見直し運動を習慣化していけば
引き締まった「健康で長持ちする体」が手に入ります。
この範囲でない場合も行うことは同じです。
筋肉量を維持しながらしっかり食べて
しっかり代謝できるカラダ!
これっきゃないでしょう!
厚労省「2020年日本人の食事摂取基準」によると、
40代〜50代ならBMI20は切らないように、22〜24
あたりが適正であると判断できます。
【目標BMI】
年齢(歳) 目標とするBMI(kg/m2)
18~49 18.5~24.9
50~64 20.0~24.9
65~74 21.5~24.9
75以上 21.5~24.9
「やせ」はがん、心疾患、脳血管疾患のどの病気の
死亡率も高く、最も高いのは肺炎などを含む「その他」という項目だそうです。
「その他」とは、肺炎など感染症への抵抗力が
弱いということです。
with コロナで免疫力重視の時代にあっては、
全く喜ばしくありません。
ダイエットとは、今までの自分をリセットして、食事、運動、ストレス管理、睡眠、この4アイテムの
健康習慣を再構築していくことなのです。
4. 人生も折り返し、老化速度を緩めて健康寿命を引き延ばしていきたい!
最期まで自分の足で歩きたい!
そして、自分らしく颯爽とキラッと光っていたい!
40代〜50代女性は、より健康を目指して面舵いっぱい切っていきましょう!
食事について理解を深め、併せて運動の習慣化に
取り組んでいくことです。
食べたものでカラダはできる、またココロさえも
食べたものに左右されます。
快楽主義の「脳」をいさめて、栄養吸収を司る「腸内細菌」が喜び躍る食事が美味く感じられるカラダがいいですよね。
お腹いっぱい食べて痩せるってよく言いますが、それはやはり何でもいいわけではありません。
避けなければいけないものが多い世の中であることは
確かです。
何を食べて何を食べるのを控えるのかを知っておくことは、ダイエットや健康にとってとても重要なのです。