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コーヒーの十一枚 56

きっかけは「今度、福岡に行きますよ」

それは、熊本でひと休憩しようと、以前note記事にも書いた『喫茶カド』で、マスターが近々福岡で開催されるコーヒーのイベントに出店するという話から始まった。

なんでも、8月お盆明けに博多駅に隣接している博多阪急で『コーヒー』のイベントがあるらしく、そこに出店すると言う。昨年も出店していたらしく、ならば、私も福岡でカド珈琲を堪能してみたいと、思いたって博多駅へ向かうことにした。

開店後、少し経って店に入り、8階のイベント会場を目指した。エレベーターを乗り継ぎ、たどり着いた先にコーヒーチケット販売所を発見。
KYUSHU ASIA COFFEE FESTIVAL
さあ、ミニマグカップと飲み比べチケット(3杯分)を買って、コーヒーの世界に浸るぞ~。

以下、コーヒーと個人の感想がたっぷりです。

一枚目。

ヘッダーをご覧ください。
まず向かったのは、会場の一番奥、このイベントに来るきっかけになった『珈琲カド』へ。もうすでに人だかりができていました。果たして、気づいてくださるかな?とそーっと近寄ってみたら、割と遠くにいた地点で、マスターが気づいて笑顔で出迎えてくださいました。そして、一言。
「有言実行ですね!」
えへへ。うふふ。あはは・・・いや、もういいって。
列に並んで、飲み比べチケットの一枚目のコーヒーを淹れる様子を見ながら、思った。普段は淹れる様子を見ることがないけど、今日はこんなに間近で見れるじゃないか。マスターにお願いして、淹れる様子を撮らせていただいた。


二枚目

いつも熊本城を眺めながら飲む一杯が、今日は博多駅を真上で列車が行き交う様子を眺めながら飲めるなんて。コーヒー好き&鉄道好きにはたまらない一杯である。
しっかりどっしりとした深い味で、最近お店でも実家でも、よく飲むコーヒーなので、どこかホッとする。やっぱり「いつもの」は大事だね。
イベント限定で販売されていた「アジアブレンド(ミャンマー、中国、ラオスの3か国ブレンド)」もゲット。


三枚目

さあ、おなじみのコーヒーの次はどうしよう?せっかく海外のコーヒーがあるから、1杯ぐらい飲んでみたい。タイや台湾、韓国と出店されている中から迷って決めたのはインドの『ブルートーカイコーヒー』。お店の詳細はホームページをご覧いただくとして、なぜこの1杯になったのか?インドにコーヒーのイメージがあまりなかったから。
いただいたコーヒーは「シータングドゥ・パルプドサンドライド」というインド南部で栽培されている豆を使ったコーヒー。見た目が濃ゆかったので、苦味が強いのかなと想像していたが、一口飲んでみると、その想像とは裏腹に、意外とスッキリしていて、飲みやすかった。飲んだ後は甘さがすっと残る感じであった。


四枚目

さあ、次はどうしよう?と残り1枚になった飲み比べチケットを握りしめて、会場を回る。次は九州のどこかに行って見ようかしら。そう思ってたどりついたのは、長崎の『coto×layers coffee』。間近のドリップ風景を撮らせていただきながら、若いマスターと話をする。
長崎県大村市という長崎空港がある街からやってきたらしいが、
「実は熊本にも店があって・・・」
ん?よくよく話を聴いてみると、熊本で友人と始めたお店だったが、もともと長崎出身ということで、長崎にも出店されたそうだ。

五枚目

淹れていただいたのは浅煎りの「ケニア」で、飲み始めは酸味を感じたものの、それは最初の一口ぐらいで、あとは酸味を感じることなかった。飲んでしまったあとは、口の中に甘さがしっかりと残る感じだった。


六枚目

飲み比べチケットがさっきの分でなくなってしまったので、追加で3枚チケットを買った。まだ美味しいコーヒーを飲みたい。そして、そろそろお腹もすいてきたので、会場内のパン屋さんでパンを購入。
そうして、次に向かったのは『みちくさコーヒーロースター』。落ち着いた雰囲気でコーヒーを淹れていらっしゃる。淹れ終わる頃に少しお話させていただいたら、お店は佐賀市内で、コーヒーは市内のカフェ『こねくり家』でも飲めるとのこと。あれ?そのカフェ行ったことある!そして、コーヒーも飲んだ!っていうことは、再会ですね。

七枚目

飲み比べチケットで飲めるコーヒーが3種類あったが、苦いコーヒーを飲みたくて、と相談したら勧めていただいたのは「エチオピア イルガチェフ ベレカ」というコーヒー。苦味を求めて一口飲むと、苦味はあるものの、そこまで強い苦味はなかった。でも苦味の奥に甘さもしっかりある感じだった。


八枚目

続いて、南部九州へ。宮崎の『DAZZLE cafe』。どの店もそうだが、チケットを渡すと、まずは豆を挽くところから始まる。この時は、お客さんが途切れた隙間だったので、ゆっくりお話しながら、なぜかミルを撮りたくなり、豆を挽き終わったタイミングを撮らせていただいた。
お店は宮崎県山間部の都城みやこのじょう地域にあり、鹿児島県との県境が近い。2,3回行ったことはある地域だが、都城というと「ハンズマン」の本店ですよね~というコーヒーとは全然関係ない話でつい盛り上がってしまった。ちなみに「ハンズマン」とはバラ売りで有名な大型ホームセンターである。

九枚目

飲み比べチケットでいただけるコーヒーは、オリジナルブレンドだったが、「何か気になる豆があれば、それでもいいですよ」と。なので、お言葉に甘えて、「シナモンロースト」を選択。シナモンの味や風味がどれくらいするものなのか気になって選んでみたが、粉だとシナモンの香りが少し香ったが、飲むとシナモンはあまり感じることなかったように思う。でも、酸味や苦味は適度にあり、飲みやすかった。


十枚目

だいぶ身体がコーヒーで満たされてきて、飲み比べチケットも最後の一枚。〆は鹿児島の『喫茶店ぽっけ』にした。わいわい賑やかな雰囲気の中で、ちらほらと店頭に見受けられるレトロな道具たち。いただいた名刺には「創業令和元年」と書かれており、なんだなんだ?と思っている間に、ネルドリップが始まる。いろいろ気になって仕方がない。お店が近かったら、足を運んでみたいが、鹿児島は・・・遠いなぁ・・・。

十一枚目

「ぽっけブレンド」をいただいた。苦味がずんと口にやってきた。その苦味がそのまま胃に届く感じで、苦味好きな方にお勧めしたいコーヒーだなと思った。深煎りだけどとても飲みやすいコーヒーだった。
そして、デザートにと同じく鹿児島の種子島からやってきた『種子島ジェラートHOPE』の「塩ミルク」と「珈琲カド」の中煎りコーヒーのジェラートを購入。苦味と甘みと塩味をたっぷり堪能しました。


ここで時間はもう12時を回っていた。そろそろ帰ろう。
今日は1週間分のコーヒーを堪能した。
コーヒー好きが集う、コーヒーの香りに包まれた場所。
イベントは8月26日(月)まで開催されているようなので、気になる方はぜひ。

楽しいコーヒー時間でした!

記事を書くための栄養源にします(^^;)