組織を立て直す1on1の力
最近は事業と組織の立て直しで、かなり忙しい状況になっており、やりたいことに集中できてない日々が続いています・・・バッティングセンターに行って、諸々のモヤモヤを晴らしたい・・・
そんな私ですが、今組織立て直しにおいて、何を主にやっているかというと、会社レイヤーからメンバーのレイヤーまで、どう変革していくかを整理し、ステップを見せたり、事業部内で仕事の見える化をしたり、メンバー主体のプロジェクトを形成したり、1on1を始めたりしています。その中でも最近主にやっている1on1について、話させていただきます。
皆さんは1on1をやったことはありますでしょうか?IT業界の人なら、結構経験があるかもしれません。
1on1とは、主に上長と部下の1対1の面談を指します。それぞれの会社でやり方は違うかもしれませんが、私の場合は「成長を促す」ことと「信頼関係を構築する」ことを目的としており、業務進捗に関しては基本話さないこととしています(そこは全体会議で)。
やり方はアクティブリスニング(傾聴と質問)を通じて、ティーチング・コーチング・フィードバックをすることで、その本人の仕事やプライベートについて、一緒に考え、気付きや学びを加速させます。
ただし大前提、お互いに言い合える仲で無いと、1on1は失敗すると言われております。なぜなら、悩みも含めて話し合える時間に出来ることが重要だったりするからです。
入っていった組織は、会社や上司に対する信頼が希薄な組織で、後ろ向きな声が沢山聞こえます。
「どうせ会社や上司の言ったことは変わるんでしょ?」
「変わるんだったら、最低限仕事をしよう」
「無理な目標を課さないでほしい」
「給料が安い、上げてくれ」
そんな状態から、どう変えていくかを紐解いていく時、1on1はかなりの力を発揮します。
まず、信頼をしてもらうために私は自己開示をします。どういう人生を歩み、どういった思いを持って生きてきたか。そして、今何をやりたいと思ってここにいるのかを伝えます。その時には全くもって格好をつけることなく、あるがままにその当時思ったことを思い出しながら、話しを伺います。
そして、自分自身を知ってもらった上で相手の話を伺います。「何がしたくてこの会社に入ったのか」について、色んな角度で聞いていきます。
社会人10年を超える人でも、自分が何をしたいか、どうなりたいかが不明確な人は沢山います。
その時は過去から振り返り、喜怒哀楽を聞いていきます。さらに現在において、コトやヒトにおいて何が得意か不得意か、何が好きか嫌いかを聞いていき、分析してフィードバックします。
そうするとメンバーは「ここにいる意味、ここの仕事の意義、ここで何を成し遂げたいか」が見えてきて、前向きになっていくのがはっきりとわかります。何より発言や表情が変わるので、本当に1on1の力は凄いと思いますし、多くのマネージャーはいかにメンバーとの腹を割った対話が出来ていないかを実感します。
一緒に働く人が希望を感じ、前向きに楽しく働いてもらえることが、綺麗事でなくとても大事だと思いますし、何よりそういった人の尊重が一人一人の生産性が劇的に上がると信じて、来週も1on1を真剣にやろうと思いました。
私も誰かに1on1してもらいたい・・・
akky
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?