短歌の会とタコ焼きの会。#今日の短歌
バラの輝き(短歌の会)
月一の会は幾つかあるのですが、
近くに旅に出て短歌を一つ作ろう会の「バラの輝き」は、諸事情があって、11月と12月は、お休みになりました。
でも、11月も幾つかの短歌が送られてきたので、時期を逸しては申し訳ないと思い、11月の短歌を載せてみることにしました。
皆さん、それぞれの思いがあります。
◎ 11月半ば過ぎでも外苑の銀杏並木の色は変わらず
◎ 外苑の銀杏並木は数年ぶり行きかう人は外人ばかり
原由希子
◎ 秋の日にシテイマラソン行えり友が走るを応援に行く
◎ 夢の中父と語らう懐かしさ目覚めてのちも残る面影
澪
◎ 街の路銀杏並木は黄に染まり小寒い風に散る葉一枚
◎ 猛暑すぎ束の間の秋過ぎ去りて落葉踏みしむ時期を迎えり
原由希子
◎ 花ススキ秋風に揺れ手に取れば幻のごと夕陽に消える
◎ 木洩れ日に輝くもみじ空青く落ち葉が深く黄色に黄色
◎ 空青くかわも波立ち輝きて亡き人思い一人で生きる
冨美子(在米)
◎ ヤジ飛ばすテレビの前で亡き父の姿に似たり吾の意思表示
◎ 夕となり朝となる第一日目新しい国会のリーダーズ揃う
初江(在米)
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タコ焼きの会
今年、いつ頃からだったか、よく覚えてはいないけれど、
こちらも月一で、友人宅で少人数のタコ焼き昼食会を始めました。
断捨離すれば出てくる、使っていないタコ焼き器、小さい鉄板などを、
有効利用するために思い付き、月一で集まろうという事になりました。
歳を重ねると、何でも一度は使ってみようと思うのですね。
「今月もタコ焼きするから来てよ」
呼ばれて行ってみると、友人宅のテーブルと椅子が変わっていました。
「わあ、素敵なテーブルと椅子じゃない・・」
「だけど、このテーブルの上でタコ焼きするの? 」
「全く似合いそうにはないけれど・・」
と言いつつも、始まってしまえば、汚したり散らかしたりは何のその、
いつものようにしゃべって食べて・・尽きなくて。
年かさ女は、なぜこれ程しゃべるのかと、お互いが呆れるほどに、
話は、あっちこっちに飛んでいったり戻ったり、
陽が落ちてくる時間になってやっと気が付いて慌てて黙るのですが、
賑やかで楽しい時間を過ごしました。
準備する友人、大変でしょうけれど、いい交流の場が持てています。
いつもありがとうございます。
せっかくだから、一首です。
◎ 女子会は鉄板囲みかしましく気分はすでにクリスマスかな
◎ 歳重ね友と語らう霜月の激動すぎた人生あれこれ
◎ ステッカー華やかすぎて人霞む年行く女性のタコ焼きの会
◎ 永らえば恥掻き捨ててまっしぐら空の向こうの光目指して
◎ ちょっとだけ淑やかに見える秋の日の窓辺の光の温かきかな
◎ 永らえば個人の情報吹っ飛ばし笑顔で生きる冬来るまえに