希死念慮とのたたかい
負の感情
「逃げたい」
「自分は誰の役にも立っていない」
「こんなこともできない」
「いっそ死んでしまいたい」
「消えてなくなりたい」
復職して4か月目、大きな希死念慮がやってきた
普段、うつの体調不良は「気分・体調」でいうところの「体調」の方に出やすいのですが、数日前から、「死にたい気持ちが止まらない」状態に陥っています。
厄介なのは、思い当たるはっきりとした原因が思い浮かばないこと。
だから、対処の方法が思いつかない。
でも、死にたいなんて急に周りに言ったらびっくりさせてしまうし。と思って、この数日間は自分の中でひたすら抱え込んでいました。
消えない思考
「死にたい」に一度支配されると、なかなか抜け出すのは難しいです。
幸いにも、自分は「希死念慮はうつ病の症状の一つだ」ということを知っていました。だから、この思考はいまのつらい状況から逃げたいだけだということも、客観的につかめていました。
もしかしたら時間が解決することかもしれない。
でも、つらいのは「いま」なのだから。
「いま」のない「未来」なんてないのだから。
そう考えることができている自分もいました。
これはうつサバイバーとしての経験値かなと思います。
身近な人ほど困らせたくない
うつ病になる人はすごく真面目な人であると言われることが多いです。
「死にたい」という言葉はパワーワードすぎて、身近な人にほど言えません。
言われた方も苦しい言葉だと、分かっているから。
どれだけ自分が苦しくても、相手のことを優先してしまう。
優しすぎるのもうつ持ちさんの特徴かもしれません。
会社で身動きがとれなくなった
たまたま休日に希死念慮がでてきたので、仕事に行けば気が紛れるだろうと思い、身体はだる重でしたが、仕事に向かいました。
残念ながら、頭の中から「死にたい」が消えることはありませんでした。
帰り際のSOS
「来週もし出社できなかったらすみません。」
それだけは言って帰ろうと思い、終業の5分前に直属の上司に伝えました。
上司は、急にどうしたと心配してくれ、何かあったのかと聞いてくれました。
一人で気持ちを抱えるのが限界だった私は、普段から信頼している上司だったので、「びっくりさせてしまうかもしれないんですけど…」と前置きしたうえで、「実は死にたい気持ちが消えなくて…」と、ものすごくためらいながら、でも助けてほしい気持ちでそれだけ伝えました。
もう帰社時間なので、ほぼ言い逃げの状態です。
上司の言葉
「心配だからこのまま帰すわけにはいかない、話を聞こうか。」
「家に帰ったら一人だろう。一人でいて大丈夫か。」
上司は、驚きながらもとっさにそう言ってくれました。
その言葉がどれだけありがたかったことか。
やはり、「死にたい」という思考は異常であり、私は危険な状態であるということを客観的に気づくことができたのです。
まとめ
今日は少し天気がよかったせいか、少しだけですが、気分は落ち着いていました。
来週以降どうなるか分からないですが、負の思考や感情に引っ張られないようにあがいてみようと思います。
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