和紙の世界が羨ましい
こんにちは。秋田県由利本荘市でごてんまりを作っています〈ゆりてまり〉です。
十文字和紙をやっている友人が、アトリオンで展示会を行うことになりました。
素敵なポスターですね!
いろんな作家さんがいて、作家さんごとのカラーがはっきり感じられるというか。
わたしは和紙の方々が心底羨ましいです。
ごてんまりだと、みなさん実名と作風を出すのを嫌がるので、まずこんな展示会できないからです。
こうやって、作者ごとにいろんな作品があるんだよ、みんな来てね! と紹介するほうが、業界にとってはプラスになると思うのです。
観る側にとっても、「面白そう」「行ってみようかな」と思いやすいですしね。
きちんと名前と問い合わせ先を明示し、自分たちのやっていることを端的に説明した上で、お客さまに「面白そう」と思ってもらう。
展示会を行う上であまりに当たり前のことですが、その「当たり前」がきちんとできているのが素晴らしいと思います。
本当に和紙の方々が羨ましい。
つい比べてしまって、「なんでごてんまり業界では、この当たり前のことができないんだ!」と、思ってしまいます。
わたしは内部に友人がいるから分かるのですが、和紙業界がこんな展示会をできるのは、若い女性が複数人しっかり関わっているからかもしれません。
よく料理で言われることですが、女性はメインのものがドンとあるより、少量づついろんなものを食べられるほうにより魅力を感じます。
ポスターに掲載された作品の中にも、実用性を意識したシンプルなものから、ポップで可愛らしいものまで、実にいろんな印象のものがたくさんありますね。
小さな違いがいくつもあるほうが、友人同士で「わたしはこれが好き」「わたしはこっちの方が好き」などと言い合えて、楽しいのではないでしょうか。
ちなみに、わたしは石川美和子さんのファンです。
2月のミニごてんまり教室のチラシにも、石川さんの作品を使わせていただきました。
和紙で作った雪ん子ちゃんが超キュートだったので、もう一体欲しいんですよね。
なんとか時間を見つけてアトリオンに行く予定です。
皆さんもぜひ、「心ぬぐだまる和紙のせかい」を堪能しにきてください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?