豊島スエノのまり・斎藤ユキノのまり~あなたの知らないごてんまりの世界④~
豊島スエノのまり
豊島スエノのまりは石沢地区鮎瀬に連綿と伝わっていた「かけまり」です。「かけまり」は糸を「かける」ように巻き付けてまりを丸めていくところから生まれた言葉だそうで、「明治時代まで農村の手芸品として見られた」(注1)ものだそうです。
その鮎瀬に伝わるまりは、そのむかし石沢村鮎瀬に住んでいた広田庵の木妙尼(もくみょうに)が村の娘たちに教えたのが始まりだと言われています。(注2)
この木妙尼から伝えられた「かけまり」の技術を豊島スエノさんが受け継いでいましたが、この