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つらいことがあった時はディンブラとマドレーヌ|マンガ感想「猫と紳士のティールーム」

食べ物が美味しそうな作品が好きだ。
マンガ、小説、映像作品、なんでも。

さらに、そこに
「食に関する知識」
があると何度も手に取ってしまう。

そんなお気に入りが、また増えた。
Kindle Unlimitedで無料になっていて、
何気なく開いたら、すっかりファンになってしまったのだ。
(ありがとう。1巻無料。)

仕事や家事に疲れたお客さんがたどり着いた
人見知りの紳士と可愛い猫が待つお店。
紳士は願っている。
「お客様に…束の間でも安らいでいただきたい」

けれど、全然スムーズではなくて。

「本日の紅茶700円」に高い!と思ったり
アンティークな店内とイケオジに圧倒されて
「こんな格好で場違いでは」と尻込みしたり。

そんなお客さんを虜にする
紅茶とケーキ。
それを更に美味しくする紳士の紅茶愛が魅力だ。

ダージリンは、どんな茶葉なのか
どうしてこのアップルパイを合わせているのか
ロイヤルミルクティはどうやって作るのか。

紳士は人見知りだけれど、心からの言葉や、
豊富な知識はお客さんを虜にしていく。

笑顔で退店していく様子を見ていると
こちらまでスッと気持ちが爽やかになり、
自分のために美味しいものを食べたくなる。
そんな作品だ。

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