【詩】ある有名な熊の言葉
大好きな人がこんな言葉を教えてくれた
「さよならを言うのが辛い何かがあるなんて、ぼくはなんて幸せなんだろう」
そうね、そうなのかもしれない
別れがここまで辛く苦しい人と出会えたこと
それは それだけの幸せがあった裏返し
この人生でかけがえのない人と出会えた証
何に目を向けるのかは 完全に自分の自由だ
失ったものに目を向け 悲しみに暮れるのも
豊かに在ったものに目を向け 感謝を送るのも
「辛」に一本足せば「幸」
上に目を上げ 「ある」と一つ足せば
裏表はひっくり返る
時々は
そんなふうに穏やかに思えることもある
でも時々は
失うもののあまりの大きさにそら恐ろしくなり
生きることが怖くなる
それでも この言葉を道標にこれからを生きよう
いつかは必ず そう思える日が来ると信じて
ある有名な熊の言葉が 思いがけない命綱となる
なぜここまで人気があるのか
今更ながらにわかりました
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