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失敗しながら学んでいく。/第3期京都ライター塾アドバンスコース・受講レポート【第6回(最終回):イベントレポを書く】

2024年3月19日(火)、第3期 京都ライター塾アドバンスコース・第6回「イベントレポを書く」を受講しました。これまでの講座で、インタビュー記事やエッセイといった、色々な書き方にチャレンジしてきました。締めくくりは、イベントレポ!今回の講座が、半年間にわたるコースの最終回です。
事前課題で受講生が提出したイベントレポを、講師の江角さん(えずさん)がフィードバック。書き方のポイントを、伝授していただきました。
穏やかかつ真剣な塾の空気感が毎回心地よく、えずさんや塾生の皆さんとお別れするのが、とても名残惜しい気持ちで受講を終えました。
以下、講座の内容や学びをレポートします!


①参考にする記事探しに苦労した結果…

事前課題の内容は、以下のWEB媒体

・東洋経済オンライン
・日経ウーマン
・mi-mollet

から一つ選び、その媒体から仕事の依頼があったと想定して、前回講座「エッセイの書き方」を、イベントレポートにまとめる、というものでした。

課題に取りかかって、すぐにつまづいた私。
参考にしようと過去のレポ記事を、それぞれの媒体で探したのですが、全然見つからない…!「イベント」、「レポート」といったワードでサイト内を検索してみるものの、これだという記事に出会えません。

課題の提出期限が迫っていたので、とりあえず「日経ウーマン」を選び、書きはじめました。結局、参考記事が見つけられなかったので、レポ記事のゴールのイメージが摑めず、まるで地図のない道を歩いているよう。その結果、ライター塾のレポートだからと、安易に「ライター向け」の記事を書いてしまいました。何か違う気がすると、心の中で思いつつ…。

自分用の備忘録的な受講レポートとは違い、仕事だと想定して、読者に届くレポートにまとめることは、想像以上に難しかったです。

②フィードバックを受けて気が付いたこと

案の定、えずさんからのフィードバックでも、「読者の想定が合っていますか?」というコメントをいただきました。

他の受講生の方々のレポートは、「エッセイを書くことで、喜びの幅が広がる」「エッセイを書くことは、自分の棚卸をすること」といった、各媒体の読者に響きそうな視点でまとめられており、目からウロコ。

そもそも私は、エッセイ講座の内容をそのまま「エッセイ講座レポ」として書かねば!と思い込んでおり、その結果、講座に合わせた読者層を勝手に設定してしまいました。
そうではなくて、その媒体の読者が読みたくなる切り口を考えてレポ記事を書くことが、今回の課題では求められていたのです。日経ウーマンの場合、読者の中心は20代・30代の働く女性たち。その中には、会社員や起業家、フリーランスと色々な属性の人たちがいます。そうした読者に届くように書くという視点が、課題に取り組んでいる時に、全然持てていませんでした。

振り返ると、当たり前に感じることが、どうしてできなかったんだ~と、フィードバックを受けながら、恥ずかしくなってしまいました…。

ですが、ここで失敗したからこそ、自分ができていなかったことを、身をもって学ぶことができました。(そういえば、前回のエッセイの書き方講座でもたくさん失敗していました。)
仕事の際は、書きはじめる前に、必ずクライアントさんと目指す記事のゴールを共有し、分からなかったら分かるまで聞こうと思います。

えずさんからも「塾は練習。ここで失敗したことを、本番の仕事でいかせばいいんです」といったお話があり、とても励まされました。 

➂イベントレポを書くときのポイント

フィードバックの後、えずさんから、イベントレポを書くポイントについて、説明がありました。
その中で、特に私が覚えておこうと感じたことをメモしておきます。

●イベントレポートは「セットリスト」を書くのではない
イベントレポートは、たんに読者へ、イベントの⼿順を伝えることが目的ではありません。その場の空気(感情の動き)を、読者に追体験してもらうことが目的です。そのためには「⾳源」ではなく、「ライブ感」を伝えることを意識しましょう。 (イベントの「内容」ではなく、「空気感」を伝えましょう。)

●読者が読みたい切り⼝になっているか?
掲載媒体の読者が読みたい切り口で伝えましょう。
今回のイベントレポートの題材であるエッセイ講座は、「ライターになりたい⼈のためのヒント」を伝える講義でした。それを色々な読者に届けるための切り口として、例えば「 SNSで発信するときのヒント」「 ⾃分で仕事をする⼈のヒント」、「 働き⽅のヒント」、「⽣き⽅のヒント」、「 ビジネスライティング」といった展開が考えられそう。

最後に~アドバンスコースの感想と、これからの目標~

冒頭に書いたとおり、昨年10月にスタートした、アドバンスコースは今回がラスト。月に一回のペースが、私にとっては仕事やプライベートの合間にちょうどよく、毎回講座が楽しみで、本当にあっという間の半年間でした。

個人的に今回の受講で目標にしていたのは、「学びをインプットするだけでなく、アウトプットまですること」

塾の課題で書いたインタビュー記事やエッセイを、noteで公開できたので、この目標はクリアできました!(最後の課題のイベントレポも後日公開します!)
実践重視のアドバンスコースは、色々なタイプの記事を添削付きで書くことができ、完成したものをすぐにアウトプットできるのが、とても良かったです。課題に対して、どんなことを書こうか、〆切に焦りながら、悩んだり苦しんだりした分、無事完走できた今、充実感でいっぱいです。
とくにインタビュー記事(下のリンクから飛べます。よろしければ、ぜひご一読くださいませ〜!)は、今まで書いたnoteの記事の中で、一番たくさんの「いいね!」をいただくことができています。書いたものが誰かに届いて、リアクションをもらえることは、とてもうれしく幸せだなぁと実感しています。

反省点は、課題以外でアウトプットができなかったこと。自分で能動的に書いて発信することを、やりたい気持ちはありつつ、腰が重く、何かと自分に言い訳をして、やらずに終わってしまいました。
できたこと・できなかったことはありますが、半年間の受講の中で、書くことは私にとって、喜びや幸せにつながることを知ることができ、もっと極めていきたい!と思いました。

そして、受講後の私のこれからについて。
ライターの仕事を本業に育てていくため、2月から転職活動をスタートしました。実はこの1年間、フリーランスのライターになることを目指していたものの、あと一歩がなかなか踏み出せず…。まずは転職というステップを踏んで、目指す姿に近づいていくことが、私には合っていそうだという考えに至った現在地。
10年以上ぶりの就職活動に、年齢的にも、採用までぶじ辿り着けるのかな?と、絶賛不安の真っ只中ですが、ベストを尽くしてみようと思います。(転職活動にもつわる悲喜こもごもも、書くと誰かの役に立てるかなぁと考えたり。)

まだまだこの先も、試行錯誤や失敗を繰り返しながら、京都ライター塾のコンセプトである、「書いてしあわせになる」を実現していくことが、これからの目標です!

ちなみに、アドバンスコースは、近々、次回の募集が始まるようですよ〜。
気になる方はぜひ、えずさんのHPからチェックしてみてください!

以上、第6回講座のレポートでした!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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