岸辺露伴は面白い
現在公開中の映画、「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を観た。
人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれたスピンオフ、「岸辺露伴は動かない」シリーズの一作である。
今回それが映画化された。
私の場合、「岸辺露伴は動かない」は高橋一生演じるNHK の実写ドラマから入った。
これがとても面白く、同じ作品のアニメ版も観た。
そして今回、そのNHKのスタッフによる「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の映画化ということで、「私が動き」映画館に足を運んだのだ。
だがその選択は正しかった。
映画を観た後、作品にハマり、初の原作漫画や、関係書籍にも手を伸ばす始末。
今回はそれらの感想を交え、あなたもぜひ映画を観たくなるように誘いたい。
映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
映画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」
映画の感想を少々。
NHKのドラマのラストで映画化を知った私は、いてもたってもいられず映画館へ。
作品はそれまでのドラマを上回る完成度。
目が離せない面白さで、大満足だった。
とてもストーリーが完成されていて、特殊効果やルーヴル美術館という背景のセンスも良かったが、あらためて高橋一生を初めとする出演者の演技に魅了された。
もし、この作品を知っているなら、観ないともったいない。
映画を観た後、これほど良かったのは予想外で、このまま終われなくなった。
パンフレットも買い求めたが、残念ながら完売。
しかし入場の際、原作者が描いた特典のイラストをもらえた。
この作品をもっと知りたくなった私は、原作の漫画を入手するのだった。
原作漫画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
映画「岸部露伴 ルーヴルへ行く」がとても良かったので、その原作や関係する本を読んで、noteに感想を書こうと思った。
これはその第一弾。
まず、映画の原作である本書を入手し読んでみることにした。
といっても漫画なのでハッキリ言って1日で、いや1時間で読めてしまった。
実は、漫画で「岸辺露伴は動かない」の原作を読むのは初めて。
私の場合、NHKのドラマから入ったので、露伴は高橋 一生のイメージが強い。
そんなドラマが始まったころから、すでに高橋 一生や制作陣はこの「岸部露伴 ルーヴルへ行く」を意識していただけあって、すごく良かったと思う。
カラーで描かれているし、物語の完成度もこれがあってこそ映画につながったことがよくわかる。
映画での+αもあったが、劇中での数々のエピソードがすでにこの作品に描かれていた。
つまり、映画化して成功した作品の原作を読んだことになる。
これは私の主観だが、この映画は非常にまれな、映画化して原作を超えた作品の一例とも言える。
後で知ったが、この原作は2009年にバンド・デネシプロジェクトのために、原作者である荒木飛呂彦が、初のフルカラー読み切り作品として書き下ろしたものだという。
バンド・デネシプロジェクトとはルーヴル美術館出版部による企画で、「バンド・デネシ」とは一般的にフランスの漫画(フランスでは芸術の領域でとらえられている)のこと。
その切り口を通して、より広くルーヴルの魅力を伝えようという企画。
その結果、この作品は日本の漫画家で初めてルーヴル美術館に展示されたという。
この後 noteに投稿するために、映画のノベライズも読むつもりでいるが、良い通過点になった。
映画ノベライズ「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
原作の漫画を読んだがさらに知りたくなり、次に映画ノベライズの本作に手を伸ばした。
他の作品の映画ノベライズも読んだことがあるが、この作品は非常に良くできていて、最初に言ってしまうととても面白かった。
すでにストーリはわかっていても、映画ではわかりづらかった心理描写が、とてもよく描かれている。
脚本をもとに書き下ろしたのだと思うが、映画ではたった数秒に過ぎないできごとも、文章でより詳細に読み取ることができた。
高橋一生をイメージして読んだので、映画をさらに深く再体験できた気がしてとても良かった。
原作を映画化するにあたり、物語を細分し矛盾のない要素を加え、さらにリアルで魅力的な展開に結び付けている。
それがこのノベライズの文章という形で、ひしひしと感じ取れた。
今年読んだ小説で一番面白かった。
ちょっと褒めすぎかもしれないが、この本をきっかけに、映画を観た際に完売してあきらめていたパンフレットも入手することになった。
この作品は友人達に、ぜひ薦めなくては。
思いのままに褒めちぎったが、この後パンフレットを読んだり、noteの題材とする楽しみができた。
いや〜、いい作品に出逢えた!!
パンフレット「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
最初に映画を観た時は、買い求めたが完売していて手に入らなかった。
映画の後、原作などを読みこの作品の理解が深まり、あらためてより映画についても知りたくなった。
そんなとき、映画館の近くに外出するチャンスがあった。
その足で映画館に向かうと、さすがに公開間近のピークは去り、パンフレットも手に入った。
おまけとして、そんなパンフレットを読んだ感想も載せておく。
内容は、一般的な出演者や制作者の映画に関する言葉や感想のほかに、プロダクションノートとして、映画が制作された現場での風景が載せられていた。
他にはTVのドラマや原作の紹介といったところ。
私の場合、映画を観ると必ずパンフレットを購入してしまうので、読み慣れていると思っている。
作品によっては、値段の割に内容の薄いものも珍しくない。
それらに比べると、制作秘話も読め、割と内容の濃いパンフだったので悪くなかったが、一部HPに公開済みの内容もあった。
しかし、特に表紙のつくりなどが、作品のカギとなる「黒い絵」を意識していてとても良かった。
映画を観た記念に、ぜひ御一読あれ。
まとめ|「岸部露伴は面白い」
ここまで「岸部露伴 ルーヴルへいく」の作品群に触れ、私の感想を述べた。
何が言いたいのか。
そう、「岸辺露伴は面白い」
これを機に他の作品にも触れようと思った。
「ジョジョの奇妙な冒険」についても見方が変わった。
本当のことを言うと、確かにこの作品を観るために映画館に行った。
しかし、ノーマークだったとは言わないが、まさに想定外。
映画として、素晴らしい仕上がりだった。
この投稿が間に合うとよいが、ぜひ、ここまで読んでいただいたら、損はしないのでこの作品を観に行くことを「強く」お勧めする。
今なら混んでないし、逆に快適に楽しめるチャンスだ。
「百聞は一見にしかず」 いかがでしょうか?
「ヘブンズ・ドアー!!」 (-.-)ノ⌒-~
(*_*) 📖🖋「必ずこの映画を観に行く~」
一度やってみたかった。。。