【歌集の感想】 『鬼と踊る』 三田三郎 左右社
自分がSNSをまだ始めていない、今年の初めに現代歌集を読みたいと思い、いつも通う書店で初めて歌集コーナーに行き、最初に手に取った歌集。
帯の歌に惹かれて。
和歌集ばかり愛読していた自分は現代短歌を勉強し始めたばかりで、
この歌集を読んだときの雷に打たれたような感じは今でも忘れられない。
めちゃくちゃ辛いし苦しい。
表現がすごくて、現代短歌の持つ力ってこんな感じなんだと思った。
もみあげの歌、すごく共感しました。
もう出口だから の次のことばに苦しくて。
思いっきり胸にきました。
読み終えたあとも、ずっと胸が苦しくて、だが少しく経ったとき、その胸からぱあっと外へ
拡がっていった。
まるで解放されるみたいに。
この歌集の持つ力だと思いました。
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