『番外編』年賀状マウント(作り手編)
前回、年賀状マウントされた話をズラズラ書いたけど
実は子供がいる友人(前回の人とは別の人)から年賀状の制作を頼まれ、
長年作っていた
これに関してはきちんと報酬や納期などあったので、
仕事の一環としてしていた
その友人のことはクライアントと呼ぶとしよう
クライアントからは12月に入って頼まれるので、
毎回かなり自分の時間を割いて作っていた
面倒なことはギリギリまでせず後回しにするタイプなので、
頼んでくるのがいつもかなり遅い
学生時代からの付き合いなのでそれがわかってるいるため、
結構早い段階から私は密かに制作に必要な素材を集めたり、
レイアウトを考えたりしている
(自分が後で苦労しないために…)
さて、この年賀状はクライアントが
親族・職場・友人…全方面に送るものなので、
どこに重点を置いているのかがまず重要になる
制作リクエストを必ず聞き、
何度も打ち合わせ試作を何度も見せ完成する流れなのだが、
子どもの写真1枚・子供の名前と年齢を、
大きく入れることが毎年のお決まりだ
まぁ子どもが載ってる年賀状でありきたりな定型なのだが、
クライアントも子どもの写真1枚をハガキ全面に載せたがってくる。
理由は、義母や職場の長老が、
「小さいと見えない大きくしろ」と要求してくる…といったことだ
分かるがそれを友人に送るのは正解なのか?
本当に相手のことを思ってのことなのか?
と言いたくなる
いや、優先順位が友人が最後なので
相手のことなど何も思っていないのである
かなり面倒くさがるタイプなので、もちろん年賀状も面倒くさいようだ。
だから送る相手に向けた内容など一切無視して、
自分の義務を果たすために
日本の行事的なことをやっているだけなのである
いつまで経っても子どもの年齢を●歳で入れたがる。
何年生とかではない。年齢が二桁になろうが。
名前・年齢の部分は差出人の住所や名前よりフォントも大きく、
あけまして~の文字くらいの大きさなのでなかなかなのだ
自分でコメントを書きたくないので、
極力書けるスペースを減らしてとの要望もある
黒なのは差出人の住所と名前くらいなので、
結構カラフルな年賀状ができあがる
クライアントは全ての条件が満たされてるので安心そう。
私も時間をかけて要望通りにレイアウトなどをしているので、
仕事としての達成感はある。
まぁ凄い年賀状が毎年出来上がるのだが、
前回の記事とちょっとだけ違うのは、
クライアントは法にひっかかるレベルの時間量で仕事をしているので、
とにかく時間がない。
そして、本人にとっては年賀状はやっつけ仕事なので、
友人や職場の人(長老以外)にクライアントが子ども自慢をしたいがために
そのデザインになったのではないということ。
クライアントは子どもより自分の方が優先なタイプなので、
前回の友人とは違うと言いきれる。
長年の付き合いと年賀状制作者なので、
感覚がマヒしているところもあるのかもしれないが、
友人として貰ってもこんなの絶対嬉しくないと思う!!笑
いや、嬉しくないわ…こんなん
大きくなっていく会ったこともない友人の子どもの写真(デカデカ)入りの
カラフルな年賀状