今日の召し上がれ

〜スパゲッティ
ア・ラ・マチェラーラ〜

「お肉屋さんのパスタ」と言う意味の名前がついたパスタです。
ピッツァ・マチェラーラはよく見かけますね。ハムやベーコン、ソーセージをふんだんに使った無敵の肉ピザですが、ここではパスタの方をご紹介したいと思います。
色んなお肉の切れっぱしをトマトソースで煮込んで作ったのが語源とする説が有力ですが、正直よくわかりません。

そう、美味しければ良いんです！！

今回は牛、豚、鴨肉を使いましたが、語源からしていい加減な定義なので（笑）、あまり気にしなくて良いと思われます。お好みのお肉を使って、色々試してみてくださいね。

また、色んなお肉を使うので、ハーブとフルーツの甘みを効かせる所がポイントになります。個人的にはローリエ、オレガノ、タイムの3種類のミックスがよく合うと思っているので、ここではそのレシピをご紹介させてください。

ローリエ
ギリシャ神話で、太陽神アポロンが美しい妖精ダフネに恋をします。が、ダフネはその求愛を断ります。
諦めきれないアポロンに追い詰められたダフネは自らの姿を月桂樹に変えてしまいます。
悲しんだアポロンは愛の証に、その月桂樹から作った冠を生涯身につけていたそうです。
それ以来、月桂樹は勝利や栄光の象徴として崇められ、今でもマラソンの優勝者やノーベル賞受賞者などに月桂樹の冠が贈られます。
ローリエには消化促進、肝臓や腎臓の働きを助ける作用があると言われています。
また、鎮痛、消炎効果もあると言われ、関節痛、神経痛、生理痛などの緩和にも良さそうです。

オレガノ
古代、オレガノは幸福のシンボルとされており、新郎新婦がオレガノの冠を身につけて幸せを祈ったそうです。
オレガノは消化促進、整腸効果があると言われています。ハーブティーにして飲むと、胃もたれや胸焼けに良さそうです。
また、強壮作用があり、疲労回復にも効果が期待できそうです。

タイム
勇気のハーブとして古くから伝わるタイム。中世では、戦士が戦場に赴く時に妻や恋人がタイムの小枝を戦士に持たせて見送ったそうです。
タイムはハーブの中でも抜群の殺菌力があります。去痰作用もあるので、喉が痛い時や風邪をひいた時はタイムのハーブティーでうがいをすると良いそうです。
もちろん普段からタイムのハーブティーでうがいをしたり、お風呂に浮かべたりするだけで、風邪やインフルエンザの予防に効果が期待できます。

勝利、栄光、幸福、勇気を象徴するハーブたち。
なんだかそれだけで元気が出てきそうですね。

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