雑感50:2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

AI、自動車、バイオ、農業、医療、エネルギー、軍事、VR、拡張現実――。テクノロジー予測で全世界的な信頼を持つグローバルエリート誌が総力をあげて大胆予測!

・自動運転車によって、都市の車両数は90%減少する。
・人間の脳はインターネットに接続され、図書館やスーパーコンピュータと直接つながる。だが、同時にマルウエアやウイルスまで一緒に取り込んでしまう。
・誰もがARグラスを使用するようになる。他言語を話す人との会話はリアルタイムで翻訳され、街からは看板や信号が撤去される。その技術はやがて眼球自体に組み込まれる。
・プライバシーは、飛行機のビジネスクラスや別荘のように、富裕層だけの贅沢品になる。
・すでに西側のスナイパーの狙撃距離は2475メートルを記録。今後は、空中で軌道を修正できる弾丸の開発で、照準線の向こうに隠れる敵を狙撃できるようになる。

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2050年って遠いように感じますが、30代の私からすると還暦を過ぎたくらい。大きな病気をしなければ生きているだろうし、というかまだ働いている可能性も高い。自分に関係ない話ではなく、言葉通り今の人生の延長、その先に待ち構えている未来な訳だ。

そんな2050年はどんな未来になっているのか?『エコノミスト』誌の予測がテーマごとに並んでいます。予測の当たる/外れるは正直どうでもよく、そういった可能性が今の時点で予測されていることに価値があるように思う。

ビジネスのバランスも大きく変わるのでしょうね。カーシェア・自動運転が普及すれば駐車場の総数は減るでしょう。立体駐車場にまつわる仕事をしている方はどうなるのか。

ARグラスの話は面白かった。今、視界に入っている信号とか標識とかも無くなり、全てARグラスで表示されるとか、そんな時代が来るのか。レストランのメニュー表もなくなると書かれていた。街並みの景色を自分の好み・その日の気分によって変えられる時代が来るかもしれない。今日はロココ調とか、今日は江戸時代風とか・・・。

シンギュラリティは来るのか?素人の私にはよく分からないが、ロボットが勝手に自立的に高度化して、人間を支配するかもしれない気もするし、人間が造った産物なのだから、人間の想像力を超えることはないという見方もある。

未来予測も面白かったですが、「テクノロジー」について考えるいい機会になると思います。現代生活の利便性の高さは過去のテクノロジーの蓄積の賜物。on goingなテクノロジーに目が行きがちだけど、生活の大半は過去の偉人の発明に支えられている。テクノロジーはその都度何かを解決するけど、それはまた新たな要求を生む。社会は変化し続けるわけで、テクノロジーの成長は止まることはない。

気分転換にいい本だと思います。

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