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ドイツでたのしむ日本で人気の春夏野菜

ドイツでは、ゴーヤ、オクラなど日本で夏に食べる野菜はなかなか手に入りません。アジアショップで売っているのを時々見かけることはあるものの、ビニールに入って冷蔵庫に入れてあり、鮮度がやや謎です。

でもオクラを食べたい。夏は納豆とねばねばさせて食べたい!そんな時には、我が町の中東の人たちが多いエリアに足を運びます。この時期になるとオクラが並びます。さらになんと、今年はゴーヤも売られていました。

中東のスパーマーケット

オクラはアフリカ原産ですが、中東や東ヨーロッパでも食べられているのかな、以前アルバニアに長期滞在したときにも八百屋さんに並んでいて、子供と日々もりもり食べていました。

Wikipediaによると「日本に渡来したのは幕末ごろで、一般に広く栽培されるようになったのは、昭和30年代になってから」とのこと。さらにいろいろ読んで、高知農業ネットの文書には、「明治初期には中近東・中国を経て日本 に伝わっています。 日本では、はじめ特有の粘りと青臭さのため、普及しませんでした。 しかし戦後、アメリカで品種改良したものが日本に伝わり、60年代から広く栽 培されるようになりました」とあります。

トルコ人の旦那さんのいる日本人のお友達にご「ゴーヤ売ってたよ!」とメッセージしたら、旦那さんは日本で初めてゴーヤを食べたとのことで、このゴーヤは何なのだろう・・・他の中東諸国では食べ方があるのかな。「Bitter melon middle east recipes」で画像検索してみると、炒めたり、あとは肉詰めにしたりしているようです。来週半ばに仕事の山場を超えたら、レシピを開拓したいです。

そうそう、ゴーヤはまずは定番のゴーヤチャンプルにしていただきました。そのあとお味噌汁。苦味が爽やかな夏の味、元気をもらいました。

ドイツで中東ショップのゴーヤで作る日本のゴーヤチャンプル

身近な野菜について、こうして改めて原産地や、外国でどのように食べられているのか、日本で普及した歴史などを読んでみるのはおもしろいですね。

このほか、日本で春夏によく食べる野菜では、菜の花やそら豆もドイツではそこまで一般的ではありません。このふたつは、イタリアの八百屋さんや、マーケットのイタリアのスタンドを覗くと並んでいることがあります。

最近できたイタリアの八百屋さん

とはいえ、いずれのお店も毎日気軽に買い物に行ける距離ではないので、毎年ゴーヤ、オクラ、空豆は自分で育てようとしています。このほかまだどこでも見たことのないミョウガも育てています。今朝は、週末を待てずにゴーヤの苗をバルコニーに植え付けました。

バルコニーに植えたゴーヤの苗

外国暮らしももう10年以上。日本の味、異国の味を楽しみながら暮らしていきたいと思うのでした。

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