見出し画像

帰省すると食べるもの

実家に滞在中、かなりの頻度で食べる定番食というものがあります。地元ならではの旬の食材や、ご近所さんからいただいた立派な野菜などを活かしたいからというのもありますが、東京の暮らしとの環境の違いが、美味しいと感じるバロメーターを変化させるからかなとも、思います。

「きゅうりの辛子漬け」
ある時期になると、大量に入手できるキュウリ。地元の人は、それを辛子漬けにして保存します。「辛子」といっても、そんなに辛くありません。どちらかというと甘みがあって、キュウリの緑が美しいのが特徴のお漬物です。スーパーには、辛子漬けの素が売られているくらい、ポピュラーな料理。
私の場合、ざっくりとですが、塩1:和芥子粉2:砂糖3くらいの配分で、「辛子漬けの素」を作ります。(粉を、なめてみて、甘しょっぱいと思う感じ。)
小ぶりのキュウリ1本あたりに、その粉を大さじ1くらいの感じで使います。ビニール袋に入れてまぜまぜし、密封して冷蔵庫で漬けます。キューリの水分で漬け汁のようなものが出てきて、シワっぽくなったら完成。漬け汁の中に入れておけば、しばらく保存可能です。

「ナスのステーキ風 ポン酢和え」
東京のスーパーでは売られないような、規格外に大きいナス。それを縦に5ミリくらいの厚さにスライスします。鉄製のフライパンに油を敷いて、表面に焦げ目がつくくらいに、両面焼きます。この焦げ目が美味しさのポイントで、焼きナス独特の香ばしさがたまらない!
あとは、ポン酢をさっと回しかけて味を染み込ませ完成。生姜醤油や麺つゆでもいけます。シンプルだけど、ナスの美味しさが引き立ち、パクパクいけちゃいます。

「口細カレイの浜焼き」
以前は、実家周辺の魚屋さんの店頭には、砂の台に串刺しの魚がさされ、炭火でこんがり焼き色のつけて売られていました。最近はそうしたディスプレイは見かけなくなりましたが、焼いた口細カレイは、庄内地方の魚料理の定番として売られています。東京で、焼き鮭が惣菜の定番として売られているような感じです。
アッサリとした白身を、香ばしい皮が包んでいて、醤油をちょっとたらしていただきます。

「納豆」
酒田市周辺で作られている納豆は、東京で流通している水戸納豆とは違い、豆がふっくらと柔らかくプリッとしています。発酵の度合いが浅めだからでしょうか?
納豆と似たような感じのもので、「醤油の実」とか「塩納豆」というのもあります。納豆より少しゆるいトロッとした状態になっていて、どちらもご飯にかけていただきます。豆が発酵した風味が良い感じです。庄内の美味しい水と米で炊くご飯との相性も抜群です。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?