シェア
寺井暁子
2016年3月31日 12:14
世の中、別れの歌が多い。友人に関してはとくに多い。“僕らは別々の道を選んで、手を振り合うけれど、続いていく道のどこかできっとまた会いましょう”卒業シーズンに、リズムを替えメロディーを替え流れるこのメッセージでは、仲のよい友人同士は、涙をこらえて、あるいは流しながらでも離れていくことこそが美しいとされていて同じ場所へと巣立っていくことは想定されていない。友人とは人生のひと時をともにしても