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アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う⑲-もう1つの重要な場所-

Akiko Nishimoto lit.link(リットリンク)

みなさん、こんにちは!

前回のブログで、カリオストロ伯爵夫人に登場する7つの修道院のご紹介が完結しましたが、ルパン聖地巡礼の参考になれば嬉しいです。

今日は、何を書こうかと悩みましたが、『ジュール・ヴェルヌの暗号』を読んでから、もう一度カリオストロ伯爵夫人をじっくり読んでみたくなり、やっと先程読み終わったのですが、この件はブログに書きたいと思うところがあったので、それについて書きます。

今迄も何度か、カリオストロ伯爵夫人については、ブログでご紹介してきたのですが、もしかしたらこの場所は取り上げていなかったかも⁉ということに気づきました。

それが、グールの館château de Gueuresです。

グールの街
グールから一番近い街はディエップのようですね。

再読して改めて思ったのが、このグールの館は、7つの修道院に匹敵するくらいカリオストロ伯爵夫人の舞台として重要な場所じゃないか!ということに、今更ながら気づいたんです。

なぜ重要かというと・・・
・七枝燭台の1本が見つかった場所
・1870年にグールの館を所有していたオーブ準男爵が、ルーアン大司教に、修道院の財宝の話を語った(伝えた)場所

このことから、グールの館が、カリオストロ伯爵夫人のストーリーの中心として登場していることがわかります。

しかも、このグールの館は、モーリス・ルブラン氏の姉のジャンヌさんが当時借りており、ルブランさんも頻繁にこの館を訪れていたようです。

カリオストロ伯爵夫人にこの館を描いたということは、ルブランさんにとっても、愛着があった場所なのでは?と思っています。

なんと、この館、現在は泊まれる(!)そうですが、フランス語でも詳しい情報が出てこず・・・。

GooglMapでも、ピンポイトでこの館の場所がヒットしないんです💦

このグールの館、アルセーヌ・ルパンファンなら、絶対泊まってみたいですよね♡

グールの館(Office de tourisme terroir de cauxのHPより)

グールの館に関するお勧めの記事です↓
Maurice, Arsène et le Terroir de Caux | Fremdenverkehrsamt Quiberville-sur-Mer und Auffay – Normandie (quibervillesurmer-auffay-tourisme.com)

上記にあげた写真に、カリオストロ伯爵夫人にも登場する教会が見えると思いますが、(色々調べたんですが)こちらの教会も正式な名称が分からず・・・💦

ストーリーでは、グール教会となっていましたが、GooglMapでも見つかりません。

もうこうなれば、現地へ直接行って確かめる!しかないですね。

ストーリーでは、こちらの教会も、重要な舞台になっています。

で、ですね、上記のHPを見て気づいた人もいるかもしれませんが、なんと奇厳城に登場するアンブリュメジー城(実際はアンブリュメニル城chateau Ambrumesnil)の写真も載っていて、私はワクワクしました。

このお城が、現在も残っているなら、いつか行ってみたいですね。

奇厳城は、何年も久しく読んでいないのですが、私の記憶が正しければ、奇厳城の冒頭において、レイモンドがこの城に忍び込んだ賊を銃で撃つ場面で登場するんですね。

奇厳城も読み直さねば・・・。

グールとアンブリュメニルは非常に近いので、グールの館に泊まることが出来たら、アンブリュメニルにも足を運んでみたいですね。

奇厳城で登場するアンブリュメニルは、グールからみて北東に位置する

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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