母からの宿題 ~母の被爆体験を語る~ 15
15.娘
さて、そんなイイ男である夫(どんなイイ男かは前回を)との間に、娘が一人います。
私が原爆資料館で母の被爆体験を講話した年に、大学を卒業しました。
今、社会人2年目です。
被爆2世として活動することを考えたとき、私は娘にたずねていました。「お母さん、おばあちゃんの被爆体験をしようと思っとるんじゃけど、ええ?」と。
娘は小学生のことから私の母、おばあちゃんの被爆体験をきいており、自分が被爆3世であることも知っています。
でも、私が2世であることを公にすれば、娘が3世で