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#デザインリサーチ
失敗しないアンケート調査
ビジネスでのリサーチ活動においてしばしば使われる「アンケート」という手法。リサーチ業界でも歴史的にメジャーな手法として扱われてきました。
便利な手法であるがゆえに、都合よく使われることも多く、その長所や短所を理解しないまま誤用されるケースもよくあります。そこで今回は、アンケート調査を正しく活用するために、アンケートの得意/不得意についてまとめてみました。
順序が逆になりますがまずはできないこと
インタビューでホンネを引き出すには?
ユーザーインタビューなどの取材において「取材対象者のホンネを引き出すにはどうすればいいですか?」という質問を受けることがよくあります。取材対象者がタテマエばかり話してなかなかホンネを話してくれないという経験を多くの方がされているようです。実は本当のことを言っていないのではないか?という疑念の思いもあるのかもしれません。
ホンネが聞きたければホンネを話すこと私の回答は至ってシンプルです。取材対象者
インタビューメソッド#01<ヒストリーシート>
人物取材の手法としてヒストリーシートがあります。取材対象者に過去から現在に至るまでの経験とそこでの感情の起伏を書いてもらい、行動変容や感情変化とその因子となった出来事などを洗い出そうとするアプローチです。
慢性的な疾患の治療経験、仕事のキャリア、エイジングと美容、お金や資産に対する考え、といった中長期的に変化していくテーマを扱うときに適しています。これらのテーマは対象者にとって様々な出来事が繋が
発見への真摯な眼差し
リサーチャーやアナリストに求められる能力とはなんだろうか。メディアスキャニングのスキル?インタビュースキル?統計やデータ分析のスキル?などいろいろ挙げられるだろう。これらのさまざまな知識やテクニックはもちろん重要だが、新しい発見や今までになかった気付きを真摯に探求しようとする眼差しこそがリサーチャーにとって最も重要な資質だと思っている。
先日の「シニアの食生活」に関する案件でのこと。71歳の一人
デザインリサーチという言葉が好きである理由
デザインリサーチという言葉が気に入っている。その言葉自身に大事な役割があると思うからだ。
つくる行為(デザイン)には、知る行為(リサーチ)が伴う。何かをつくり、生み出すためには、その背景や前提を知ろうとする工程がある。意識的にしろ無意識的にしろ、つくる行為(デザイン)の過程で知る行為(リサーチ)が必ず行われている。もっと言うと「知る→つくる」という単純な工程ではなく、つくる行為と知る行為は同時並