起業家が他の企業との競争に打ち勝つための3つの戦略
新規事業を起こすとき、ライバル企業との差別化は必ず考えることと思います。どのようにしたら他の企業のサービスと差別化ができて、資本力がある企業に負けないように戦うことができるのか。
私には新しく作っているサービスがあり、どのような戦略で商品をリリースをしようかと考えていました。そんな時に読んだ本がこちら。
この本の中から自社サービスをリリースするときまでに取り入れる戦略についてお伝えします。
ジェイ ・B・バーニーの企業戦略論
何を基準に自社の戦略を選べばいいのか。新規事業を行う時に必ず考えることだと思います。ジェイ・B・バーニーはこう答えています。
企業が持つ、固有で独自のリソースを最大限に活用し、他社にはマネが難しい要素がある戦略を選べぶべき。
他社に真似できないリソースとは具体的に言えば、成功するための理論だったり、すでに会社としての資産を持っているようであれば、人的資本だったり、組織資本だったりです。
0から事業を起こす場合には、自分のこれまで培ってきたノウハウなどが独自のリソースになるでしょう。
私の場合であれば、今まで税理士業務で培ってきた中小企業の経営分析・数字をみる力だったり、子供向けの教育業を行ってきた教育に関するノウハウ、事業を起こしてきたからこそわかる中小企業だからこその痛みを知っていることなどです。
自分の持っている資源を見返してみて自分にはどんな資源があるのかを一度振り返って探してみるとこれからの新規事業を行う上での強みになります。
ランチェスターの法則
ランチェスターの法則は弱者が強者に勝つための軍事戦略なのですが、今では企業戦略にも用いられています。
弱者が強者に勝つためには「3つのナンバーワン」を目指しましょう。
その3つとは、
①ナンバーワンの地域を作る
②ナンバーワンの得意先を作る
③ナンバーワンの商品を作る
①ナンバーワンの地域を作るとは〇〇のエリアだったらナンバーワンです。地域は絞り込めば絞り込むだけ有利になります。例えば、東京都でナンバーワンではなく、新宿駅から周辺10キロ圏内だけなど絞り込めば絞り込むほど大手との差別化ができます。
②ナンバーワンの得意先を作るとは、例えば「小学生の子供を2人以上持っているお母さん」などより具体的に絞り込むことでサービスのクオリティが上がります。なぜならそのお客さんの困ったことをより早くサービスに反映することができ、そのお客さんのためだけのサービスになるからです。
③ナンバーワンの商品を作る
こちらはナンバーワンの得意先を作るのところでもお伝えさせていただいた内容とつながっていますが、ターゲットを絞ることで必然的にそのサービスはそのターゲットの中ではナンバーワンになります。
弱者が強者に勝つためにはランチェスターの法則を必ず取り入れるべきです。
ブルーオーシャン戦略
競争の激しい市場で戦わないためには、同じ土俵で戦わないこと。これにつきます。
具体的にどのようにすればいいのか?ブルーオーシャン戦略の本ではこのように書かれています。
「取り除く」「増やす」「減らす」「付け加える」の4つの変化を製品・サービスにもたらすことで、既存顧客とは違う消費者を引きつけることができる。
例えば、シルク・ドゥ・ソレイユ。
サーカスの市場に4つのアクションを取り入れました。
取り除く→子供向けの内容(動物ショーなど)
増やす→大人のデート
減らす→危険やスリル
付け加える→お金持ちの娯楽
その結果、芸術的ビジュアル、大人向け、高価格、ストーリ性で差別化と価値創造をすることができ、新しい消費者をお客さんにしました。
この4つのアクションは新規サービスの差別化をする時に書き出して考えてみると言語化できて差別化の方法が具体的になります。
結論
新規サービスを作る時は徹底的に差別化をしましょう!
今日も読んでいただいてありがとうございました!それでは!