エントロピー
ちょうど部屋の掃除をしながら、先日受けた講義の復習を兼ねて自分なりのアウトプットをまとめてみる。
【なぜ散らかった部屋は生産性が低いのか】
エントロピーという概念から考察してみる
エントロピーとは、熱力学や統計力学におけるおける概念であり、乱雑さと表現されることもある。
性質がそろっている=エントロピーが低い状態
性質がバラバラ=エントロピーが高い状態
すなわち、エントロピーが低い状態はエネルギーが取り出しやすい状態であり、仕事がしやすい。逆にエントロピーが高い状態はエネルギーが取り出しにくい状態であり、仕事しにくい状態である。
水と温度を例にエンタルピーを考えてみる。
温度は分子運動の状態と関係があり、熱いお湯は水の分子運動が増した状態、冷たい水は水の分子運動が小さい状態である。
熱いお湯と冷たい水を混ぜるとぬるま湯になる事は簡単に想像できる。
この時のエントロピーはというと、熱いお湯と冷たい水はそれぞれ性質がそろったじょうたいなのでエントロピーが低い状態である。
これらが混ざったぬるま湯は「熱い」と「冷たい」が混ざったものなので、エントロピーは高い状態である。
これを仕事のしやすさを指標に、部屋に当てはめてみる
散らかった部屋=
・モノがあふれている
・必要なものとゴミがごちゃ混ぜ
・床にモノが散らばっている
・洗濯物が出しっぱなし
・机の上が書類でいっぱい
すなわち、仕事がしにくい状態でありエントロピーが高い状態である。
これに対して、
整理整頓されて片付いた部屋=
・必要なものがきちんと分類されて並べられている
・床にモノが置かれていない
・洗濯済みの服はクローゼットかタンスに収納されている
・本は本棚に、食器は食器棚に、所定の位置にモノがしまってる
この状態は仕事がしやすく、エントロピーが低い状態であると言える。
仕事がやしやすい状態=エントロピーが低い状態に部屋を保つには、エネルギーをかけて掃除と整理整頓を行う必要があるのです。
これは情報や知識も同じことが言える
エントロピーが高いということは、
・情報が整理されていない
→古い情報と新しい情報が混ざっている
→必要な情報と不必要な情報が混在
→いろいろなジャンルの情報がごちゃ混ぜ
このままでは価値ある情報を役立てられない、すなわちエネルギーを取り出せない状態である。
情報の価値を活かすためには、エントロピーを下げなくてはならない。
エントロピーを下げる行為とは、
・情報をジャンルごとにフォルダ分けする
・役に立つ情報をまとめる
・時系列で並べなおす
言い換えると、「必要な情報をまとめて取り出しやすくする」こと
情報が整理された状態=情報が取り出せる状態となり
役にたつ情報となる。
ここで初めて情報(コンテンツ)の価値が生まれるのだ
100冊の本を1冊にまとめることも、エントロピーを下げる行為だ
100冊の本を読むのはとてもエネルギーがいるし、時間もかかる
誰かが代わりにエネルギーを使って100冊分の本の内容を要約してまとめてくれれば、一層役に立つ情報となる
まとめサイトやレビュー(総評)に需要があるのは、自分に変わってエントロピーを下げる行為をしてくれているからなのだ
ちょっとこの話については、まだまだ消化不良の部分があるので後日続きを書こうと思います。
お楽しみに!(n*´ω`*n)💕✨