グローバルビジネスにおける「文化」についても考えてみる
初のnoteには、ビジネスの文化について思うところを書きました。
今日はグローバルビジネスの文化について、さらっと触れてみます。
(記念すべき初noteはこちら↓)
グローバルビジネス成功のカギは、ビジネスにおける「文化の違い」を理解することである。
と、たくさんの書籍やメディアを通して知見や洞察が語られています。
私も同感です。
文化の違いが業界や商品・サービスに関係なく収益に直接影響することや、コンテクストの違いを理解している場合とそうでない場合、そして物事の伝え方ひとつが仕事のモチベーションに大きく影響するということを身をもって体験しました。
大げさかもしれませんが、私個人としては、ビジネスにおける文化の違いを学んでおくことは、グローバルなビジネス環境で「私のビジネススタイル」を創り出すことに大きく貢献すると思います。
とはいえ、異なる国の文化の違いや組織文化ひとつひとつを完璧に把握しておく必要はないとも思います。
そもそも現実的ではないですし。
グローバルビジネスって何だかダイナミックな響きがあります。
スーツケースを持って颯爽と国から国へ渡り歩く、多数の言語を操り、高級ホテルに宿泊し、三ッ星レストランで会食・・など、映画やTVドラマでお馴染みのカッコよくて刺激的なイメージがあるかも知れません。
(少なくとも私は思いっきり感化されていました。)
私の初めての海外出張は、パリでした。
憧れのパリ!
スーツケースにこれでもか!というくらい気合の入った洋服や靴やアクセサリーを詰め込み、ハードな交渉の末に笑顔で握手、フランス人と優雅に会食してパリの街をエレガントに歩くグローバルキャリアウーマンな私 ♪
を妄想してニンマリしていました。
気合の入れ方が完全にズレていました。
今だから言えるのですが、グローバルビジネスだからといって、必要以上に身構える必要はありません。
これでもか!というくらい服や靴やアクセサリーを詰め込む必要もありません。
「ビジネスに直接影響すると考えられる主なポイント」
を意識しておくだけで十分です。
ここに挙げた3つのポイントは、どれもコミュニケーションに関することです。
なので、グローバルビジネスに限ったことではなく、コミュニケーションにおいて尊重すべきこと、という視点でとらえても良いかもしれません。
3つのポイント
1)文化背景の理解
● 顧客や取引先のニーズを把握することは、もちろん重要ですが、グローバルビジネスでは、さらに相手の文化的背景も理解しておけば、より最適なアプローチ方法としてのオプションが増える
2) 言語の要素
● コミュニケーションは国を問わず、あらゆるビジネスの成功のカギですが、特にグローバルビジネスにおいては言語や言葉によるニュアンスの違いなどの障壁があることを予め加味しておく
※英語または相手の国の言語は理解できた方がもちろん良いですが、理解できなければその業界に精通した通訳でも十分です。
※ただし、意味があいまいなことは、放置せず、なんども確認して、コミュニケーションギャップやニュアンスの違いを確認する手間は惜しまないようにしましょう。
3)言語以外の要素
● 国によってメッセージの伝達や共有の方法が異なるため、ボディーランゲージや声の抑揚などにも注目しておくことが相手を理解する要素のひとつとなる
いまのご時世、その国の性別に対する見解、イデオロギーなど、国や文化によって大きく異なるります。
こういった要素は、事前に下調べしておいたり、詳しい人に聞いておくと、相手を和ませるだけではなく、自分の安心感にも繋がります。
そして、これもとても大切なポイント。
私たち日本の文化やビジネスエチケットについて伝えること
これを是非やってみてください。
彼らの国のビジネスエチケットを尊重することは、もちろん大切です。
ですが、私たち日本の文化やビジネスエチケットを伝えることも、相手を尊重することになると私は思います。
彼らは、私たちをより理解するために、私たちの文化を知りたいのです。
お互いの「違いを知る」ことで、新しい自分を発見できたら、自分の適応能力を高め、行く先々で起こる、さまざまなハプニングへの対応力が身につきます。
こういった経験を経て、「私のビジネススタイル」が形作られていきます。
このnoteでは、私が彼らから学んだビジネスエチケットだけではなく、日本のビジネスエチケットを彼らがどのようにとらえたのか、についても、エピソードを交えながらお話していきます。