"いい子ちゃん"を捨てる曲7選
今回は、すこし趣向が違います。
10代20代の頃にぐるぐる葛藤し憧れを抱いたとともに、いまのメンタルダウンを打破できそうな曲(歌詞)を回顧録として共有します。
私が"いい子ちゃん"になるまで
自分の過去を振り返ってみると、劣等感を感じることが多かったように思います。小中高では主に外見を、専門学校では周りのスキルとの差に。
それを補うように、人一倍勉強を頑張ったり、人にやさしく(差別しない)したり、美容の知識を取り入れるなどして努力してきたんですね。
だからクラスメイトからは「真面目だね」とよく言われていたし、「優しいakiちゃんにならお願いできる」と、先生から養護学級の友達のサポート役に任命いただき、ペア活動や林間学校といった行事でよく一緒に行動していました。
子どもながらに、知的障がいを持っているらしいというその友達(学年によって担当?する子は替わっていった)は、粗相があったり無邪気なところはあるにしろ、私にとっては普通だと感じていました。むしろ純粋で優しかった。
(もちろん、親御さんや先生など大人にしか分からない大変な苦労があったであろうことは、私が大人になったいま感じ入るところです)
それよりも、「akiちゃんはいい子だから」と何かと期待や責任を渡す大人や、「akiちゃんは真面目だから」と遊び仲間から私を除外するクラスメイトの方に疑問を抱くことが多かった。
でも「本当の私は!みんなが言うようないい子ではないし、真面目でもないし、破天荒なこともやってみたいんだ!」という葛藤や劣等感を内に秘めたまま、やはり「いい子ちゃん」の殻を破れずにいました。
親や姉には何の落ち度は無く、毒親と感じたこともありません。むしろ私を肯定し、良い意味の躾をし、好きなことを自由にさせてくれました。
私のこじらせは、子どもの頃に出会った大人や環境のせいだけとは言えない。自分の繊細さや一種の虚栄さからくるものだと感じていました。
「いい子」「努力家」そんな周りの言葉を生んだきっかけは、自分自身が生み出したものだと。
昔の私が作りだした"いい子ちゃん"から、完璧主義者となり、自分に課すハードルを自分で上げて、達成感や自己肯定感(自分の存在価値)を感じられなくなって、適応障害に至ったのだろうなと、いまはそう感じています。
個人的メンタルダウン打破選曲
尾崎豊「卒業」
こんな風に破天荒にはなれなかったけど、いまでも憧れと哀愁を感じる。
橘いずみ「失格」
言いことを言えない。そんな自分にいっそ烙印を押してほしい。
Qomolangma Tomato「through your reality」
世間に毒を吐いたとしても、結局は自分の中に問題がある。
ハルカトミユキ「Vanilla」
いっそのこと無感情になれば楽になれる?そうとも限らない。
TK from 凛として時雨「haze」
さりげない距離感と自己犠牲こそ優しさだったりする。
BUMP OF CHICKEN「才悩人応援歌」
皆それぞれ劣等感を持っているんだろうが、自分の機嫌は自分で取りたい。
中田裕二「海猫」
昔のことを嘆いても仕方なし。得たものだけを連れ帰ろう。
みなさんのおすすめ曲がありましたら、ぜひ教えてください🎶