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「アスリートの食事由来のケガをゼロに」をコンセプトに活動中の病院管理栄養士。趣味はランニング、が高じて、スポーツ栄養学を学びに大学院へ進学。独学に挫折した方、大学院進学超おすすめです。有無を言わせず勉強させられます。そしてなにより出会いの質が違います。

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最近の記事

引き算の栄養学

「あぁ、これね」 と思ったら負けだ。モナリザを、2000年の春休み、ルーブル美術館の金曜日の夜22時まで延長開館している時に観た。映画のレイトショーはあるのに、日本の美術館でこういう粋なはからいは少ない。モナリザルームに私たちの他数人しかおらず、独占して心ゆくまで眺めたが、なんとも、あぁこれね、感が先行してしまい、それは「答え合わせ」と呼ばれるが、きちんと見られたとは思えない。私如きには、仕方がないか(一応、芸術学科で4年間勉強して学芸員を持っていてもそんなもんだ。それで能

    • 貧血にはひじきよりあれ

      貧血には、エネルギー。 鉄欠乏性貧血の方は、鉄が足りていないのかなと考えると思います。でも、摂取量が足りていないのではなく、吸収されていないだけかも? 血を作る材料として、鉄とたんぱく質。それは、正しいのですが、なぜ同じように普通に食事をしているのに貧血の人とそうでない人がいるのでしょう。多少意識しているかもしれませんが、とりわけ鉄の多い食材ばかり取っているわけではなさそうな人でも、貧血ではない方も多い。 どこに違いがあるのか、というと、エネルギーが充実しているかどうか

      • JUST KEEP BUYING→夏の水分補給

        「だって、まだあと20年現役じゃん」 親の介護はもはやなるようにしかならないと分かり始め、既に自分たちの老後の資産形成の方が気になるお年頃。 修士論文の中間発表が終わり、1週間休むと決め、パソコンを一度も開かず。久しぶりにビジネス書を読んだからかもしれない。でも、とてもよい本だった。データを精査した結果が、ものすごく普通の結果だからこそ腑に落ちるということもあるんだなと。とにかく、早く、コンスタントに、無理なく、買い続けたもん勝ち。なぜなら長期的には、物価は上がり続けるも

        • Do you 15mogu for one bite?

          「よくかんでたべてね」 なんて、みみたこかもしれない。でも、その「よくかむ」はとても奥が深い。語っていいと言われたら1時間でも熱く語れるのだけれど、少し簡単に言おう。消化がよくなるからだ。 これを食べるといい、ということに人はなぜか敏感で、すぐわざわざ買いにいったりするのに、「よくかむ」をどれだけ熱く語っても、なかなか実践して、マジでよくなった!という報告は聞いたことがない。ちなみに、私は実体験した。よくかむを実践してたった1ヶ月でランナー貧血が治った。サプリも、鉄玉子も

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          connecting the dots

          「一体、どこを目指してるんですかー?」 2022の夏、私は人生初の北海道旅行がコロナがらみでキャンセルになり、空いた週末、家にいても悔しくて落ち着かず、炎天下、謎の「家から職場30kラン」を敢行。といっても、走ったり歩いたりコンビニ寄ったり、座って休まない以外のしばりなしの5時間。辿り着くものなんだなーと。そして、目的地に着いたものの、ドヤりたかった相手は昼休みでランチにでていて、何時に戻るか分からないと言われる次第。拍子抜けのまま、駅に向かう。そう、帰りは電車だ(走った後

          connecting the dots

          スポーツ栄養学とわたし

          「足が攣らないようにするには、何を食べたらいいですか」 人生が360度音を立てて回るきっかけとなった、大切な人の一言。 360度、というのは、このまま漠然と働き続けるのかと疑問をもちつつも踏み出せずにいた私に、管理栄養士として専門をもつという「その先」の選択肢があることにふと思い到らせてくれた言葉だから。独学であれにもこれにも手を出しては結局モノにならなかった中で、スポーツ栄養学を専門にする、道を開いてくれた一言だった。 人生は、理屈じゃない。 すべての選択は直感で、

          スポーツ栄養学とわたし

          夢を見続ける勇気

          ただ、ぼーっと日々を過ごしていれば、平和だったのかな と、今更思う。4月になり、40代半ばにして大学院生になった私は、そんな甘いものじゃなかったと悟る。学部と違って、授業毎に課題が出され、ゼミでは毎週発表があり、人生初のパワポと格闘しながら、かといって仕事もあるし、年齢的に徹夜するとほんとうに無理だから、23時から2時に寝て、朝まで課題をやりそのまま仕事にいくこともある。 毎日、仕事から帰ると、だらだらネットフリックスを観ながら、ワインの栓を抜き、調子がいいと1本開けてし

          夢を見続ける勇気

          スポーツ栄養学でわたしが叶えたいこと

          「あなたの将来やりたいことはなんですか」 図書館で予約していた、これからのキャリアを考える本が届く。人気の本は予約してから半年後くらいに届くので、予約した理由は忘れてしまっていることがほとんどだけれど、本なんて読む時の文脈は天気にもその日の腹具合にも左右されるので、気にしないで読む。 転職先はまだ決めていないものの、仕事を続けながら大学院生になることは決まっているので、本当は読まないでそのまま返そうかともおもったのだけれど、読んでよかった。 人生100年と考えると35-

          スポーツ栄養学でわたしが叶えたいこと

          スポーツ栄養学とはそれか

          学芸員の資格はとったもののそれも仕事にすることができず、路頭に迷いそうだった私に手を差し伸べたのは栄養学の先生だった母で、これからは女性も手に職を持っていきて行く時代だから、とりあえず栄養士をとるのはどうかとカフェだのサロンだの言っているだけの理系からきしの私に資格職への道をひらいてくれたのだ。そして、私は管理栄養士として、なんとか生き延びている。その中で、専門にしたいと思える分野がみつかったのが学部を卒業して四半世紀後というのもまああれなのだけれど、親世代でも40代になって

          スポーツ栄養学とはそれか

          スポーツ栄養学とはなにか

          保育園栄養士として5年、ゴルフ雑誌編集者として1年、海外での子育てを経て、病院管理栄養士として10年目のakiです。ここ数年、友人たちに誘われハーフマラソンを走るようになり、東京マラソンに当選したのをきっかけについに市民ランナーの一員と自称できるくらいになったかな?位は(年1000km程度。サブ4狙い中)走るようになった勢いで、スポーツ栄養学を専門にしたいと思い立ち冬季試験で情熱を認められ合格、4X歳の春からスポーツ科学系の大学院生!ということになりました(写真はこの夏の写真

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