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【要約】スマホ脳|知らなきゃマズいスマホ依存の悪影響とそこから抜け出す方法

「新しい生活習慣を手に入れたい!」

そんな方にぴったりの1冊を紹介します。

⬇︎こんなあなたにオススメ⬇︎
・スマホの危険性を知りたい
・新しい生活習慣を手に入れたい
・デジタルデトックスを成功させたい
・上手なスマホとの付き合い方を知りたい

今回はアンデュ・ハンセン著「スマホ脳」を解説していきます。

著者はスウェーデンの名門医科大学を卒業後、ストックホルム商科大学でMBAを取得。現在は精神科医として働いています。前作「一流の頭脳」は人口わずか1000万人のスウェーデンで60万部を突破するなど、驚異的な人気を博しました。

今回紹介する本は、そんな著者が脳科学の最新研究をもとに「スマホが私たちに与える危険性」についてまとめた一冊です。本書は発売時からかなり注目を集め、60万部を突破。2021年最も売れた本として話題になりました。

この本を読めば、スマホが私たちに与える悪影響について理解し、正しいスマホとの付き合い方を学ぶことができます。それにより新しい生活習慣を手に入れ、日々の暮らし、人生を変えることにつながります。

一緒に学んでいきましょう!

なぜ私たちはこんなにもスマホが手放せないのか

スマホを触ると分泌されるドーパミンが依存の原因

現代人はほとんどの人がスマホに依存しています。

その理由は、スマホを使うとき「ドーパミン」という、脳が報酬を期待したときに放出されるホルモンが分泌されているからです。

ドーパミンの最も重要な役割は、何に集中するかを選択させること。つまり人間の原動力となるものです。

スマホは、脳の報酬メカニズムである「新しいもの好き、期待、可能性」をハッキングして、使う人の脳内にドーパミンを常に放出させます。

  • 新しいもの好き
    →アプリを立ち上げたり、ページをタップするごとに新しい情報が飛び込んできてドーパミンが放出される。

  • 期待
    →ソシャゲのガチャなど。100%起こることがわかっていることではなく、「何か起こるかも?」といった期待をあおることでドーパミンの放出をうながす。

  • 可能性
    →チャットやメール、PUSH通知など、何か大事な連絡がきたかもしれないと感じさせ、都度ドーパミンが放出される。

知らなきゃマズい、スマホ依存が引き起こす3つの悪影響

スマホ依存が引き起こす悪影響は大きく3つあります。

  • 集中力がなくなる

  • 睡眠不足になる

  • 子どもがバカになる

1: 集中力がなくなる

スマホを触るとマルチタスクになる

スマホ依存が引き起こす悪影響1つ目は「集中力がなくなる」です。

人間の脳は、ほんの一部の人を除いてはマルチタスクに順応していません。

そのため、勉強しながらスマホでLINEを返したり、映画を見ながらスマホでネットを見たりなどのマルチタスクをすると、結果どちらも中途半端になってしまいます。

2: 睡眠不足

ブルーライトが睡眠を阻害する

スマホ依存が引き起こす悪影響2つ目は「睡眠不足になる」です。

睡眠は夜に分泌されるメラトニンというホルモンによって制御されます。寝る前にスマホを触ると、スマホから出るブルーライトによってメラトニンの分泌が抑制され、体内時計が戻される結果、睡眠時間が短くなります。

これを防ぐには、寝室にはスマホを持ち込まないことが大事です。どうしても夜にスマホを見たい場合は、スマホの機能でブルーライトをカットするか、ブルーライトカットの眼鏡を使用するといいでしょう。

3: 子どもがバカになる

スマホを使わない生徒の方が記憶・集中・言語能力が高い。

スマホ依存が引き起こす悪影響3つ目は「子どもがバカになる」です。

さまざまな衝動にブレーキをかける機能を持つ脳の前頭葉は25~30歳になるまで完全には発達しません。

子どもは衝動にブレーキをかけることができず、小さい頃からスマホやタブレットを与えられると、依存症になる可能性が増します。

そして、スマホをよく使う若者ほど睡眠障害やうつ、ストレスを感じる確率が高くなります。また、スマホをあまり使わない生徒の方が、記憶・集中力・言語能力のテスト結果が良いという研究もあります。

スマホ依存から脱出する方法

スマホ脳への対策としては大きく以下2つがあります。

1: スマホを制限する

自分のスマホの利用時間を知るところから始めよう。

スマホ脳への対策1つ目は「スマホを制限する」です。まずは当然ですが、スマホの使用時間を制限することが重要です。

そのためにまずは自分のスマホ利用時間を知る必要があります。iPhoneを使っている人は設定画面からスクリーンタイムを確認することができます。だいたい1日に3~5時間使っている人が多いと言われています。

自分ではそこまで触っていないと感じていても、隙間時間のスマホ使用の時間が積み重なって想像以上の時間になっている可能性もあるので、それを確認するだけでも自制につながります。

また、スマホをついつい開いてしまう要因としてPUSH通知がありますが、これをオフにするだけでも使用時間を減らすことができます。

2: 運動する

あらゆる運動が効果的!

スマホ脳への対策2つ目は「運動する」です。

運動には集中力を高め、ストレスを軽減する効果があります。また、運動をすることによって知能的な処理速度が改善され、頭の回転が速くなる効果もあります。

そのためスマホの制限と合わせて行うことで、より効果が実感できると思います。

本書では、あらゆる種類の運動が効果があると言われています。

  • 散歩

  • ヨガ

  • ランニング

  • 筋トレ

またどのくらいの運動が必要か?という観点についても、ほんの少しの時間、例えば毎日6分間運動するだけでも効果があるとされています。
そして1回の運動でも効果が期待できます。

まとめ

今回は、アンデシュ・ハンセン著の「スマホ脳」を解説しました。
著書ではこの記事で書かれている内容をより詳しく説明しています。また、「SNSデトックスの具体的な方法」「iphoneの生みの親スティーブジョブズを筆頭にしたIT企業CEOのわが子へのスマホ制限」などなど、この記事では触れられなかった様々な内容が説明されています。
「スマホとうまく付き合い、新しい生活習慣を手に入れたい!」という方は実際に手に取って読んでみてください。

<読者の声>
・「仕事中にスマホを横に置いて、スマホを覗いて、SNSをチェックして、ランチでも、寝る前もとまさにスマホ中毒な自分が。いかに、それによってメンタルや脳が影響を受けていたのかを再発見できました。」
・「ただスマホを非難するわけではなくてどう付き合っていくかを伝えてくれている、そんな内容になっていると思います。説明する際の例など分かりやすくオススメです。」

また、著者アンデュ・ハンセンの別書籍「運動脳」も、著者の出身であるスウェーデンで67万部突破と、「スマホ脳」よりも売れた本として話題の一冊です。「スマホ脳は読んだけどそっちは読んでない。」という方はぜひ↓↓

解説記事もあります。こちらから↓


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