どんな理不尽も「自分で決めた」と考えればいい【ポーンになるな】
「『やれ』って言われたらやる気なくなるよ」
「その通りだね」
「……じゃあやらなくてもいい?」
「それを決めるのは君自身だよ」
「うーん……」
「全部、君が決めたと考えればいいんだ」
(ある師匠と弟子の日常)
こんばんは、LearnTernのAkiです。
今日更新したLearnTern記事は「期待×価値理論(ダイジェスト版)」。自分のやる気を分析すれば、コントロールできるかもしれません。
「やる気」をコントロールするのはなかなかに骨の折れることです。
特に、やりたくもないことを誰かに指示されたとき、あなたの体中からやる気が抜けていきます。
だから「考え方」を変えましょう。
合言葉は「ポーンになるな」です。
自律性が大事だということ
やる気と「自律性」は密接に関わっています。
自分で決められるかが大事だということです。
「自己決定理論」の3つの軸の一つも「自律性」ですね。
他人に指示されるとき、僕らから「自律性」が失われます。
明確な指示だけでなく、雰囲気とか常識とかも僕らの自律性を奪っていきます。
自律性を喰らおうとする魔物はそこら中に潜んでいるのです。
僕らは自分のやる気と尊厳を守るために、自律性を守らなければなりません。『自律性の騎士』にならないと。
オリジンか、ポーンか
deCharmsという研究者も『自律性の騎士』でした。
彼は「オリジン・ポーン理論」を提唱します。
人は「石」ではない。外部からのエネルギーで動くのではないのだ。
人は「機械」ではない。指示がなければ動けないわけではないのだ。
人を動かす原因(Origin)は人自身にある。我は「オリジン」だ。
自分を動かす原因が自分の内側にある状態を「オリジン」。
自分を動かす原因が環境側にある状態を「ポーン」といいます。
ポーンはチェスの駒の一つですね。
人は本来「オリジン」なので、その状態を保つことが重要になってきます。ポーン状態ではその実力は発揮されません。やる気もDOWNです。
「オリジン」であるためにどうすればいいか。
選択と責任を自分のものにしましょう。
選択と責任、決めるのは自分。
deCharmsによれば、オリジン感覚は「選択」と「選択に伴う行為に対する責任」を通して得ることができます。
たとえ他人に言われたことや社会の圧力に限定されたことであっても、「自分で決めた」と思うことが「オリジン」であり続けるための方策です。
選択することが嫌な人。
責任から逃れたい人。
そんな人は「ポーン」になればいいのです。
もし駒になりなくないのなら、オリジンであり続けたいのなら。
すべての行為、選択を自分のものにしましょう。
あなたに関することで、他人に決められることなど、この世界には何一つないのです。
がんばろう。
ではまた。
ーーAKIーー
ーチェスの駒ではナイトが好きー