書評にもためにもならないゆるめ感想文【アイネクライネナハトムジーク/伊坂幸太郎】
こんな人におすすめ
・これから「出会い」を求めてる人
・人との繋がりは大事であるという価値観の人
・人に癒されたい人
私と伊坂幸太郎さんの出会い
私はこの作品が伊坂さん初作品である。伊坂さんの作品は映像化作品が多い、人との繋がりを描くのが上手なのかも。という印象であった。
こんな多数の作品を世に送り出しているのに、一度も手に取ったことがなかったが、きっかけは「アイネクライネナハトムジーク」の映像化が決まり、監督が今泉力哉さんであると知った事だ。
私は今泉力哉監督の「愛がなんだ」(原作 角田光代さん)という映画が大好きで、何回も見ていた。その今泉監督の映画ならきっと面白いと思い、まずは原作を手に取ったのがきっかけだ。(実はまだアイネクライネナハトムジークは映画未視聴です。今泉監督すいません…)
今ある出会いに感謝
この作品は短編集となっているが、登場人物に何らかの繋がりがある。読み進めていくうちに、お前はあれか!そうだったのか!とピンとくるのが楽しかった。早く読みたくなってしまう。
今までの伊坂作品のように、ギャングやら盗賊やらも出てこない平和な世界で、その雰囲気が私は好きだった。(ハードボイルド系の作品は苦手な私)
作中に「斉藤さん」という謎の人物が出てくるのだが、この小説がミュージシャンの斉藤和義さんの楽曲のために執筆されたということを後書きで知った。(曲も未視聴です。すいません。)
作品の中で
とあるが、この言葉が作品の根幹にある気がする。
今ある良い出会いに感謝。
最後に
伊坂幸太郎さん作品で次は「ばいばい、ブラックバード」に目をつけている。出会いと別れは表裏一体なんだなあ。