おかゆ
私はおかゆが好きです。
以前は、体調が良くない時の料理という位置づけでした。
たまたま入った中華料理屋さんで、美味しいおかゆを食べてから、その印象が変わったのです。
真っ白なおかゆに具を乗せるのが楽しい。
ピータンや漬物、フカヒレ入りなどバリエーションも豊富。
ライスの代わりに注文することもあります。
食いしん坊の友人にその話をしました。
彼女は、「おかゆは、茶色じゃないとピンとこない」と言うのです。
「茶色?」
「関東は、茶がゆじゃないんだよね」
私は埼玉育ち、友人は和歌山の出身です。
京都、奈良、和歌山は、茶がゆで有名なところらしい。
初耳でした。
作り方を教えてもらい、早速試してみます。
材料は、お米、ほうじ茶、お茶パック。
まず、お米を研ぎます。
研ぎすぎると、形が崩れて不必要な粘りが出てしまうので、注意。
鍋に水を入れて、火にかけます。
お湯が沸いたら、ほうじ茶を入れたお茶パックを投入。
火を小さくして、しばらく煮出します。
鍋からお茶パックを取り出して、代わりにお米を入れます。
火は、弱火と中火の間くらい。
炊き上がるまで、約30分。
その間におかずを作ります。
好きなものを揃えましょう。
私の場合、おかゆと言えば梅干しと漬物。
定番です。
キュウリを薄くスライスして、塩もみします。
大根は千切りにしたあと、昆布茶を混ぜて放置。
これだけでもいいのですが、もっとお腹にたまるものが食べたい。
冷蔵庫にあったキャベツともやしを、干し桜エビと一緒にごま油で炒めました。中華っぽい香りになります。
おかゆをスプーンですくって、味見をしました。
見た目の柔らかさと色が合っていて、優しい味が広がります。
この茶がゆを食べていたら、普通のおかゆだと、ほんの少しきつく感じられるかもしれません。
友人のおかげで、レパートリーが増えました。
外食では白いおかゆ、自宅では茶がゆを楽しんでいます。