和食の塩づかい ①
私は、料理が好きです。
今は、和食が中心ですが、
時々、思い出したように、イタリア料理や中華料理を作っています。
そして、どの料理にも欠かせないのは、「塩」。
特に、和食は塩づかいの種類が多く、
よく分からないまま適当になっていました。
改めて調べてみると、勘違いがものすごく多い。
今回は、知っているつもりが、
実はズレていた使い方について、解説します。
1.振り塩
主に、焼き魚で使用する。
素材にまんべんなく振るのが大事。
やり方
①手に握った塩を、人差し指~小指の間から薄く降り出す。
②素材の30センチほど上から振る。粒の細かい焼き塩がおすすめ。
すでに、最初から間違っていました。
おや指と人差し指で、素材のほぼ真上から振っていたのです。
我が家は焼き魚が多いので、次回から正しい方法でやらないと…。
2.化粧塩
焼き魚のヒレやしっぽがピンとしているのは、
化粧塩のおかげです。
やり方
①指でヒレを立てる。
②粗塩または焼き塩を、ヒレの付け根やしっぽにまぶす。
この処理をしておくと、見た目が美しくなります。
また、焼け落ちしやすい部分を保護して、
食べたときにサクッとした食感になることを、狙ったもの。
ヒレに塩はまぶしていましたが、立てたりしていませんでした。
しっぽには、まぶしていたような、いないような?
うろ覚えです。
3.ベタ塩
酢じめの下処理や、くさみ取りのため。
保存効果が抜群。
やり方
①粗塩をバットなどにならし置きする。
②素材を乗せて、表面が白くなるくらい、塩をまぶす。
→ 2時間から半日おくと、水分がしっかり抜けます。
結構、いい加減にやっていました。
処理の甘さを反省。
ずいぶん前から料理はしているのですが、改めて確認すると、
自己流になっていたことに気がつきました。
当初は、「料理の基本」「基礎から覚える料理」という本を見ながら
やっていたのです。
そのうち見なくても出来るようになり、
作る時間も大幅に短縮されました。
それはそれで、特に問題があるわけではありません。
でも、基本を見直すことは大事だな、と思いました。
自己流でもいいけれど、
基本を押さえた上でというのが、ポイントです。
今回は、一般的な塩使いについて説明しました。
次回は、上級編になります。