あんパン
こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。
私はあんこが大好きです。
黒に近い小豆色。
しっとりした食感。
飽きのこない落ち着いた甘さ。
洋菓子のような華やかさはありませんが、その分テンションが上がりすぎず、いつでも安心して食べられる雰囲気が気に入っています。
おまんじゅうや大福のようなザ・和菓子。
お汁粉やあんみつといった甘味。
和菓子ではないけれど、あんパンも大好きです。
先日、パン屋さんで食べたあんパンがおいしくて、それをお店の方に伝えたところ、とても喜んでくれました。
「4月4日はあんパンの日ですから、また、来て下さい」
「え?4月4日は、どら焼きの日ですよね」
「あんパンの日でもあるんですよ」
「知りませんでした」
先月、どら焼きの記事を書いたばかりです。
https://note.com/akemi4hirasawa4/n/n67654e7867dc
調べてみると、確かに4月4日はあんパンの日でした。
明治8年4月4日、明治天皇が東京向島の水戸家の下屋敷を訪れたときに、お花見のお茶菓子として木村屋(現在の木村屋総本店)のあんパンを出されたとのこと。
このあんパンが気に入られて、皇室御用達になった。
平成13年4月4日制定。
素朴なあんパンですが、材料は凝っています。
パンの生地は、酒種を使用したオリジナル。
八重桜の花びらの塩漬けは、奈良県の吉野山からお取り寄せしたもの。
それをあんパンに埋め込んだのです。
お花見にぴったりですね。
こだわりのパン生地、あんの甘み、桜の塩漬け。
きっと絶妙なバランスで作られたのでしょう。
現在のあんパンは、桜の塩漬けの他に、ケシの実(ケシの種)、ゴマが使われています。お店によってまちまち。
典型的な形としては、平たくて円盤状。
たまに、ボールのようなものも見かけます。
中に入っているあんこは、小豆とは限らない。
ウグイス豆あん、さつまいもあん、栗あん、カボチャあんなどたくさんあります。
あんパン祭りができそう。
こしあんの滑らかさ、粒あんのつぶつぶ感、甘さも違います。
パン生地とあんの割合によっても、食感が変わってくるのも楽しい。
洋菓子系のホイップやバター入りなどもあり、そちらの組み合わせもなかなかいけます。
あんパンは、日本独特らしい。
翻訳するとこんな感じ。
〇Sweet red bean bun あんの入った小さな丸いパン
〇Bread roll filled with sweet red bean paste あんで満たされたロールパン
私は、2番目の翻訳の方が好きですね。
4月4日は、どら焼きと一緒にあんパンも食べることにしました。
おやつの時間が楽しみです。