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エネルギーを注いだ先に見える道。
こんばんは!
キャリア選択インタビュー第9弾として、様々な分野で行動している学生や社会人の方にキャリアをどのように選んだのか、をインタビューしました!
「PORTAL」ー “キャリア選択に私らしさを”
今回の発信者は、めぐみさんです。
めぐみさんは、児童発達・放課後デイで児童指導員として子供の療育をしたり、個人契約で家庭教師をしたり、いくつかの会社でライターをしたり、大学院に通って家族の支援について学んだりと、多岐分野にわたって経験をしている方です。
”PORTAL”でインタビューを応募したところ、ぜひしてみたい!と言っていただき、今回のインタビューが叶いました。
今日は不登校や家族の問題などキャリア選択をしていく中で、多くの課題をを経験しためぐみさんだからこそ伝えられるメッセージを読んでくれている読者の方に伝えたいと思います!
ではいきましょう!!
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失敗が怖くなった中高生。
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──まず初めに、めぐみさんの中高生時代を教えてください!!
めぐみ:中学校1年と2年は部活勉強をしっかりやるタイプでした。しかし、3年生になって駅伝部の部長になるのですが、部活内のいざこざと、けがをして走れなくなったことが重なり、学校に行けなくなってしまいました。
でも、どこかで自分を変えたいと思い、高校は出席日数を満たしていた私立高校に入学したのですが、高校生では不登校をした経験のせいか”失敗すること”を極端に怖がるようになりました。高校生時代はけがを怖がって部活をしなかったのと、学校が進学校だったこともあり”勉強”に励みましたね。
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”自分を変えたい”
私はずっと変わるきっかけを
探していた。
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──そこからどんな大学進学をしましたか?
はい。高校生の時に不登校の経験がバレることを怖がっていた自分がいたのですが、その経験で悩んでいる人が他にもいないのか?と考えたんです。そこから自分の経験をむしろ貴重なものとして捉え、心理学を学ぶきっかけになりました。
そして、自分を変えたいと思うのと同時に、環境から変えたいと思っていたので、知り合いがいない北海道大学に進学しました。全く新しい環境でのスタートだったので、私的には大きな挑戦でしたね。
──なるほど。すごいですね。どんな大学生活を過ごしたのですか?
大学時代は、バイトをして、授業を受けてというように普通の大学生活を送っていました。その中で思ったのは、自分を変えるために大学に来たのに、あまり変わらない日常を送っていること。そして、変わらない日常を送る毎日を変えてくれたのはある一人の子供でした、
私はボランティア活動で、発達障害を持っている子や不登校の子どもに勉強を教えていたのですが、その時に一人の子供に出会いました。その子は学業的には後れを取っているものの、ひたむきに努力していて、学業支援で関わっていくうちに私自身が癒されていることに気が付きました。
その経験から、私はもっとこういった子たちと関わりたいと思い、大学院のゼミに参加しに行ったり、大学3年生の時に留学に行ったりなど活動的になることができました。
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家族が精神障害に。
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──そこからどんなキャリア選択をしたのですか?
そうですね。私は子供と関わることが好きだったので教育系の仕事に就きたいなと考えたのですが、私が北海道にいる間に家族が精神障害になってしまって、直接支援をしながら家族も支えるとなると私自身がつぶれてしまうと思いました。なので、子供たちのためになることで間接支援ができたらと思い、教育系の出版会社に入りましたね。
キャリア選択っていう側面で言うと、結構マイナスから始まった選択でした。
──そんなことはないと思いますよ。僕が経験したことがないことをめぐみさんは多く経験していると思いますが、出版会社からどのような選択をしましたか?
ありがとうございます。出版会社では多くのことを学ぶことができたのですが、間接支援ということもあり子供の顔が見られないことと、営利企業なので利益追求しなくてはいけないことに疑問を持ち始めました。利益を追求すればするほど、相対的貧困の家族のことが気にかかっていきました。
また、家族が病院と繋がれることになったことや少しずつ自立できるようになった姿を見て、大学に戻る決意をしました。
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コロナをきっかけに
新たな旅へ!!
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──ほう。大学に戻ってからはどうしましたか?
大学に戻った理由は、公認心理士の資格を取りたかったからなのですが、学士の資格を持っているので、3年次編入生として2年間大学生をしていました。
そこから大学院に進学して、公認心理士を目指すのですが、去年から大流行した新型コロナウイルスがきっかけで”実習”が軒並み中止になったので、環境のせいで自分が動けないことも違うなと感じ、大学院を中退する決意をしました。
──凄い決断ですね。
はい。大学院に所属していく中で、公認心理士の資格がなくても子供の直接支援に関われることを知りました。その中でも私に一番しっくり来たのは社会福祉士という仕事で、学校ではソーシャルワーカーとも呼ばれます。
社会福祉士さんは人と人をつなげる仕事で、福祉の知識や様々な知識が必要になります。社会福祉士の仕事をより調べていく中で、どんどん私がやりたい仕事に近いんじゃないかなと思い始め、行動に移しだしました。
そして、今の自分に至ります。
──ウイルスを通して、自分と向き合った結果ですね。
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一度、ゆっくり立ち止まって。
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──最後に、いろいろな経験をしてきためぐみさんだからこそ伝えられるメッセージを、キャリア選択に悩む僕たちに宜しくお願いします!!
はい!私がキャリア選択で悩んだ時に考えているのは、自分がエネルギーを多く注いだものは何だったかなと自問自答することです。
私は、真剣に向き合った経験から進路選択をしているケースが多くあって、エネルギーを注いだ時間や力が大きかった分だけこれからの自分に行かせるヒントが隠されていると思うので、悩んだ時は一度振り返ってみることをお勧めします!
──子供や人に対する思いが強いめぐみさんをこれからも応援しています!!ありがとうございました!!
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<執筆、森本瑛/AkiMorimoto>
現在大学4回生で来年から小学校の先生になる22歳。教育をより豊かなものにすべく、一般社団法人ハッシャダイソーシャルに関わりながら、noteで発信活動を行なっている。
座右の銘は、「意思があるところに道は開ける」
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