ぼくは、写真で日本の美しさを伝えたい
こんにちは。
神戸で学生フォトグラファーをしているGo Mitaraiです。
最近はなかなか外出して撮りに行けないのですが、自分の写真ライフを振り返るいい機会だとポジティブに捉え、じっくりと考えにふけっていました。
そんなわけで、改めて自己紹介がてら僕と写真について。
1.助手席に乗って日本中を旅した記憶
僕は日本各地を旅しながら写真を撮ることが多いのですが、その原点は遡ると幼少期にあります。
父は車の運転が好きで、長期休みの度に僕を助手席に乗せて日本中を連れ回してくれました。
夜通し運転して朝目的地へというのが定番で、地元は大分なのですがしょっちゅう関西の方とかまで来ていました。今思うと父凄い笑。
そして、一箇所に留まることなく次の目的地へ移動することが多かったように思います。
これは完全に今の僕のスタイルと同じで、長期休みの度に18きっぷで時間をかけて移動しながら日本を旅する原点はここにあったんだなあと。
ちなみに去年の夏は計40時間鈍行に乗って西日本を往復しました笑。その前の月には夜行と鈍行で30時間移動した旅もしています笑。
尻が割れそうになるのなんてお構いなし。そこまでしてでも日本中を開拓したいし写真を撮りたいんですよね。変態です笑。
2.都会に出てきて気づいた地方の魅力
大学入学とともに神戸に出てきたのですが、大分から逃げ出してきたのは田舎が嫌だったからです。正直神戸大にしたのも、幼少期に旅行で来て神戸の都会っぽさに惚れていたからです。(実際大学は山の上...)
そんなある時、ふとしたきっかけで熊本地震の復興に携わることになりました。
何度も足を運び、そこにいる人やそこにある風景に触れるにつれ、次第にその地域に魅了されるようになりました。
熊本も大部分が大分と同じ田舎なのですが、都会にはない温かさがそこにはあるし、都会にはない大自然が僕を包み込んでくれるんですよね。
この経験は僕にとって凄く大きくて、ただシティスケープを撮るだけじゃなく、もっと地方のディープな場所にも足を運んでその地域の魅力を見出して写真に収めたいと思うようになりました。
そこにはきっと、過疎地域で育った劣等感と反骨心のようなものも含まれているんだろうなあと思います。
3.写真は目的でもあるし手段でもある
ここまで旅や日本への思いについて触れてきましたが、ここでは写真について。
前述したように僕は日本各地を写真に収めるのが好きで、この場合写真が目的と言えます。
一方、カメラを持つことで普段なら見過ごしてしまうような美しさに気づけるということも実感していて、この場合写真は手段で、美しさに触れることが目的と言えます。
アメリカの写真家ソール・ライターの言葉に以下のようなものがあります。
私が写真を撮るのは自宅の周辺だ。
神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。
なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ。
僕も美しいものや美しい瞬間は何も海外に行かなくとも、身近な所に潜んでいると信じています。
大学生になったある時、うつ病で引き篭もっていた時期がありました。
何をするにも無気力で布団から出れない毎日。
しかしそんな時でも写真だけは例外で、カメラを持ち歩いて美しい瞬間に出会い、心を潤していました。
よく音楽に救われたというようなことがありますが、僕は写真に救われたんだなあと振り返って思います。
少し話がそれましたが、僕にとって写真は目的でもあり手段でもあるという二面性があるため、心を掴んで離さないのです。
4.僕は、写真で日本の美しさを伝えたい
ここまでお読みいただいた方はもうお分かりかと思いますが、僕と写真・旅・日本は切っても切れない関係です。
大学生のほとんどは日本に目もくれず海外旅行に出掛けたり、昨今では「日本はもうダメだ」という声も頻繁に聞こえてきますが、それでも僕は日本各地の魅力を信じているし、やっぱり日本が好きです。
だからこそ、これからももっと各地を撮り歩いていきたいし、写真を通して価値提供できればと考えています。
具体的には、地方自治体や宿泊施設等と組んで、中期的に滞在しながらその土地の写真(理想は映像も)を撮り、魅力を伝えるお手伝いをしたいです。
そしてまた新たな場所へ旅立って日本各地で貢献していく。
それが今の僕の夢です。