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夏休みに観たエンタメはいろんな家族の形があった

もう遠い昔のような夏休みだったんですが、今年は敢えて予定を詰めずにほぼ実家で観れてなかったエンタメを観る時間に多く使ってました。

なかなか観れてなかった分、大量に観たいエンタメを浴びれてホクホクです。今日はそんなnoteです。


●海のはじまり

月曜21時は固唾をのんでテレビの前におります。お盆もそうでした。

突然別れを告げられた元恋人・水季と自分の間に子どもがいることを元恋人の葬儀で知った主人公の夏くんが家族とは?親子とは?をじっくり探ってく作品です。夏休みに観た回は、夏くんが娘がいることなんて何も知らない7年間、一人で子育て中だった水季のそばにいた同僚津野くんがメインの回でした。

いや〜~~~~~~これまでの違うベクトルでしんどかったです。

周囲の人が夏くんに向ける厳しい視線とは異なって津野くんはどれだけ水季の力になっていたとしても、「優しい同僚」なんだと線引されたような感じがなんともいえません。

7年娘の海ちゃんの存在を知らなかった夏くんが現れたことによって、海ちゃんと夏くん、そして海ちゃんの祖父母や夏くんの恋人との交わりがメインで描かれてましたが、海ちゃんの記憶のほとんどって水季と津野くんなんですよね…。

そして頑なに実家を頼ろうとしなかった水季が、津野くんを頼りにしていたのが「外部の人ほど頼りやすい」を表していて別ベクトルでのしんどさを抱えてしまいました。

●西園寺さんは家事をしない

火曜22時からの60分は癒しです。
とにかく癒し。

西園寺さんと会社の同僚でありシングルファーザーの楠見くんと娘のルカちゃんが家族でも恋人でもない関係、偽家族として過ごしてくハートフルラブコメ。

夏休み期間中は、西園寺さんに好意を寄せる仕事のパートナーであり人気YouTuberのカズト横井さんがメインに出てくる回でした。

非常にハートフルだし、西園寺さんはかわいいかっこいいし、カズト横井さんはとんでもなくイケボ…。火曜22時TBSドラマの安定感が半端ないです。

「家族だから」と自分ひとりで解決しようとする楠見くんを放っておけない西園寺さんに、西園寺さんを好きだけど家族が第三者を頼れる関係性がもっと広まればいいのにと思うカズト横井さんのいろんな矢印が錯綜しててもモヤモヤがなく観られる作品は稀有だなと。

いまは核家族化してより家族以外の人を頼りにできない環境で、誰も頼れない環境で子育ても仕事も両立って無理では…??と常々思ってました。

けれども、家族のようで家族じゃない極力的な第三者が近くにいていつでも頼りにできる、なんと心強いんだろうなとこの作品に理想が詰め込まれてました。

ただ、西園寺さんも楠見くんも、カズト横井さんもそれぞれ一人の人間です。この先を見据えてどんな答えを出していくのか見守りたい気持ちです。

●大豆田とわ子と三人の元夫

いつ観ても好きです…。
建築会社社長の大豆田とわ子は一人娘と一緒に暮らしてますが、実は離婚を3回経験済み。しかも、これまで婚姻関係結んだ3人の元夫とは関係良好。

元夫たちは大豆田とわ子の自宅に訪れるし、1人目の元夫が勤める飲み屋に時折集まって一緒に飲んだり食べたりするしなんやかんや日常を共にしてるんですよね。

家族として一緒に居るのをやめたのに、いざという時に頼れる関係だったり一緒に居ても苦痛にならない関係はリアルに落とし込むと絶対ないと思ってました。

会社の社長として悩みながらも仕事をしてもすべてを一人で解決するなんてできないです。常に一緒にいなくても頼れる人がいると思えば生きていけるんじゃないかなと思った次第です。

このドラマって大豆田とわ子近辺の関係性を知ってるからこそ一つひとつの言葉に説得力あるのが好きです。

恋愛とか結婚とか考えるだけで頭抱えてますが、一休みしたいときに観たいのがこの作品です。

●そして、バトンは渡された

「そういうことだったんだ!!」となった映画でした。びっくり。

何度目かの再婚でひょんなことから父親になった森宮さんと優子ちゃんの親子と、小学生のみぃたんが新しいママと出会ってママの奔放ぶりに振り回されながらも一緒に過ごしてくという2つの親子の生活が交錯して物語は進んでいきます。

どちらの親子も血は繋がっていません。
それでも日々の生活を共にして、血の繋がった本当の両親よりも本当の親子のようだと第三者からみても間違いはないでしょう。

血の繋がりは全てとは限らないですが、ひょんなことから優子ちゃんの父になった森宮さんとみぃたんの新しいママはずっと親子をだったかのように愛情を注いでるのがわかります。その愛情の注ぎ方に違いはあれど、裏に抱える事情なんて知らなければ普通の家族のように見えるんですよね。

そんな優子ちゃんが高校を卒業して結婚を見据えるとなったときに明かされてく真実は、優子ちゃんがどんなに愛されてきたかの集大成のようでしくしくオタクは泣いてました。

映画だけでなく原作読んでみたい気持ちです。


        📺️📺️📺️
仕事をしてるとなかなかじっくり観る時間が取れなくてやきもきしてたところでした。なので、今年の夏休みは予定を詰め込みすぎず「観たい作品をとことん観よう!!」を掲げて過ごしてたので、いろんな作品が吸えてホクホクです。

たまたまいつも観てるドラマと気になる作品が“家族”や“親子”を中心に展開するものが多かったので、人それぞれ形は違うものだなと思いましたし、それでもどんな形であろうと家族のように感じる不思議な感覚は未だに解明できてません。

ただ共通してるのは、「みんな幸せであれ!!!」ですね。ほんとにそう。

今回挙げた作品以外にも「流浪の月」とか「劇場版きのう何食べた?」とか「ノッキンオン・ロックドドア」を観たりなんやりしたのでその他の作品は8月のエンタメ月報で触れられたらなと思う次第です。

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真
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