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焦って頑張りすぎてるときこそ「あったかい…」と声が漏れるご飯を食べたほうが良い【晩餐ブルース】

先週からなんだかずっとバタバタしてて全然見逃し配信観れてないんですよ。金曜夜から週末にかけて1個ずつ観ていこ〜とやっとその気になれてのいまです。

バタバタしてると帰宅しても落ち着かないと言うか、もう風呂入って寝ればまた仕事か〜みたいに思ってしまったりなかなか切り替えができにくくて困ったものでした。

だから、たまたま見つけた「晩餐ブルース」が沁みたんですよね…分かる…となってました。

念願のドラマ監督の職に就けたものの複数もの案件抱えてお粗末な食生活とガッタガタな生活を送ってる優太は、高校の同級生の葵の声掛けでひょんなことから同じ同級生の耕助とも飲み屋で再会して…けら物語は始まっていくんです。

それからとあることがきっかけに優太と耕助は一緒の食卓を囲んで【晩餐活動】略して晩活に励むストーリー。

やりたい仕事なのに、やらなきゃいけない仕事や上司・同僚との調整、迫る時間…とだんだん目に見えて優太のストレス値が上がってくるのが分かるんですよ。

そこに救いの手のように「一緒にご飯食べない?」と連絡くれた耕助…!!なんて良い奴なんだ!!と言いたいくらいナイスタイミングでした。

料理人をしてる耕助にとって料理はちょちょいのちょいですよ。ジャガイモとにらめっこしてできたサラダや白い湯気で食欲そそる野菜もお肉もゴロッゴロに入ったカレー!!!

優太がカレーを食べての第一声が「あったかい」だったのが忘れられません。

仕事に追われた優太の食事は、朝買ったまるごとソーセージを陽が完全に暮れた夜に食べるのが精一杯だったんですよ。温める時間もないからそのまんま食べるしかないんですよね。だからこそ耕助が目の前で作ってくれたものをそのまんま出してくれて口に入れるなんてだいぶご無沙汰だったんじゃないかと限界社会人の胸が締め付けられました。

いつの間にか自分で料理する時間も自炊できなくて買ってきたものを温める時間も惜しくなっちゃうんですよね。

あったかいし、いろんな具材入ってて楽しいし、何より美味しい!までたどり着いた優太の食欲は観ていて「良かった…!」な気持ちで溢れます。

結局悪循環とはわかってはいるもののやってしまうのが人の悪いところだとおもってます。だから、敢えて焦る気持ちを一回何処かに流してくれる時間を無理やりにでも作る必要があるんです。優太にとってはこのカレーだったのが1回リセットできる時間でした。

それからの「新メニューを試したいから」な耕助による一緒に晩ごはんを食べる“晩活”の誘いに繋がってくるんです。この時点でこれからどんな料理を耕助が作り、どんな時間を過ごしてくのかワクワクします。

タイパ・コスパの時代ですが、料理してご飯食べてのゆっくり過ごす時間は取りたい所存です。それだけでせかせかせずに人にも世界にも優しくなれるはずです。

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真
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