愛情不足と言わないで!!言う前に本当によく考えてほしい。
絵本で子育て、自分育て。
今日は絵本じゃない話。
多くの方にお読みいただければ嬉しいです◎
よろしくお願いします。
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数年前の話。
長男の保育園の懇談に初めて行ったとき。
次男が生まれて数ヶ月。
次男を抱っこして懇談に行きました。
保育園の懇談って何話すんだろう??
…特に心構えもせず行って、まず言われたのが。
○○くん、毎日指吸ってゴロゴロしてます。
ちょっと愛情不足かな?
…え?
指吸ってるのは、もちろん知ってる。
でも。
愛情不足???
…え?????
私、固まってしまいました。
そこからいろいろとお話していく中で、
先生が決して責めるつもりで言われたようではないこと、
次男が小さいのである程度仕方ないと思ってくれていること、
長男の良いところ、優しいところも見てくれていることもわかりました。
そして、改めてよくわかりました。
子どものことをよく見てくれている良い先生だと。
でも。
だからこそ。
重いのです。
愛情不足という、その言葉が。
そこらへんに居る
よく知らんおばちゃんとかに言われたとしても
多分ショックだけど、
そうではなくて、
子どものことをよく見てくれている先生が発する言葉だからこそ、重い。
…立ち直るまで3日かかりました。
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3日間、涙を拭き拭き(ちょっと大袈裟。でも本当に1回は泣いた)
考えました。
そして、長男への接し方に見直すべきところがあるなと思いました。
具体的には、
もっと甘えさせてあげよう!
ということでした。(めっちゃ当たり前な結論。笑)
当時長男はまだ2歳半。
抱っこ!と言ってきたときだけ、抱っこ。
…では、足りなかったのだろう。
私の気づきが先か、長男の気づきが先か、
長男からも、抱っこ抱っこ〜!!!
と言ってくることが増えました。
長男もきっと、
もっと甘えたい!!という自分の気持ちに
気づきつつあるタイミングだったのだと思います。
それからというもの。
保育園に行くときは、次男を抱っこ紐に入れ、右腕で長男を抱える。
月曜は、それに加えて左腕にお布団。
すれ違うお母さんたちや、保育園の先生方に、
ママ大変〜!!!(汗)
言葉をかけてもらうこと多数。笑
でもそんな毎日を過ごしながら、
長男は少しずつ変わっていきました。
あんなに気になっていた指吸いも、
4歳になった今、起きてる間に吸うことはなくなりました。(寝てるときはまだたまに吸っている…)
あのとき、先生にガツンと言ってもらったこと、
結果的にはよかったなあと思っています。
*****
それから、愛情不足ということを、よくよく考えてみました。
そして、思うのです。
愛情不足のお母さんなんて、いるだろうか!?と。
世の中には、
子どもの命を奪うほどの虐待や、
出産したのに赤ちゃんを放置したり、
常識では考えられないようなことが、残念ながら起こっていますが、
基本的に、私は、
愛情不足のお母さんなんて、いない。
と思っています。
ただ、
親が注ぐ愛情と
子どもの求める愛情の、
形が違う、
量が違う、
質が違う…
みたいなことは、十分にあり得ると思います。
それから、
愛情はあるんだけど、
表現が下手。とか、
他のことや、あるいは育児そのもので追い込まれすぎてて、愛情を表現できていない。とか、
そういうこともあり得ると思います。
あと、親自身が、それまでの人生で愛情というものに触れてこられなかった…というのもあるのでしょう。
いろいろなケースがあると思います。
それを、
愛情不足という言葉で一括りにして、いいのだろうか!?
自分の母親に、この一連の話をしたら、
「愛情不足って言われると、お母さんだけが悪いような感じがするよなあ。
どれだけ愛情が欲しいかとか、足りてるか足りてへんかとかって、子どもによって全然違う。その子その子の感じ方やからなあ。
先生も、『子どもさんが、ちょっと寂しいな・もっと甘えたいなと感じているのかもしれません』みたいな言い方やったらよかったのになあ」
と言われました。
さすが私を育ててくれた母。
言葉にならなかった私の思いを代弁してくれました。
そう。
愛情不足という言葉は、
ただただ母親を責めている言葉に聞こえるのです。
愛情がどうのこうのというのは、
結局親子の双方向のコミュニケーション(もちろん非言語的なものも含む)によるものだと思うので、
そこが何かうまくいかないっていうのは、
親の要因・子の要因、それぞれがあるのではないか。
スクールカウンセラー・精神科医の明橋大ニ先生は、
「心のパイプ詰まり」
という表現をされていて、
なるほどな〜!!!
と思いました。
読んだのは、確か、『子育てハッピーアドバイス。』
ご存知の方も多いでしょうが、シリーズでたくさんの書籍が出ています。
小児科の巻は家に置いていて、
子どもの体調不良のときに、開いてみたりします。
子どもの気になる行動に対して、
親を主語にするのか
子どもを主語にするのか
はたまた、明橋先生のように、親でも子でもないものを主語にするのか。
受け止め方は全然違うことと思います。
言葉選びって本当大切。
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先にも書きましたが、
私は先生にガツンと言ってもらえたこと、
結果的によかったと思っているし、
感謝もしています。
後でわかったことですが、その先生に泣かされた(大袈裟。笑)お母さんは私だけではないそうで、
そこにも少し安心(?)したし、
親にも子にも、媚びずにズバッと物が言える先生は、
今の世の中、もはや稀有な存在かもしれない。
一本筋の通ったところのある先生だと、今も思っています。
でも。
やっぱり。
愛情不足、というのは、
場合によっては、かなり親の心をえぐる言葉である、とは思います。
元々信頼関係ができていない状態でそれを言われたら、
修復不可能な溝ができるかも。
教育に携わる方、
親や子に関わる方。
使うときは本当に覚悟をもって。
…とお願いする場所、多分間違えてる、私。
note愛好家の方、きっと言葉の大切さなんて、最初からすごくすごくわかっている。
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数年前のことを久しぶりに思い出したのは、
先日、次男の担任に言われたからです。
最近給食の進みが悪くて…
日中も指吸ってゴロゴロしてること、多いです…
と。
…長男と同じこと言われてるやん!!!
思わず長男の懇談のあれこれを思い出してしまいました。
でも、長男のときと違って、次男は赤ちゃん返りではないはず。(だって我が家には3人目はいないのだから)
家では暴君次男君。笑
でも保育園では問題行動?みたいなことは聞いたことがありませんでした。
どういうことなんだろう…
長男のことも思い出しながら、次男を眺めていた矢先。
次男、胃腸炎にかかりました。
保育園では少し前から胃腸炎が流行っていたので、少し前からしんどかったのだろうか??
一連の気になる行動は、胃腸炎ゆえ???
これは回復してみないとわからないですが。
要経過観察です。笑
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子育てには、小さな悩みは尽きません。
が、それもこれも、ひとつひとつ糧にしながら、
毎日を過ごしていければと思います◎
小さな幸せがあふれる毎日でありますように…✨
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