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いちごは、思い出いっぱい

いちご、好きですか?
赤くて、丸くて、小さいあのフォルム。
なんて可愛らしいフォルム。

ケーキには、ちょこんとのっかり、
大福には、ズドンとのっかる。

いちごがのっかると、
一気に華やかさをまとう。

素敵すぎる。

いちごでおめかしした洋菓子や和菓子は、桃の節句に、入園入学。卒業に。春の節目に、お祝いとしてよく出てきた。
いちごと共に、子どもたちと迎えてきた節目を思い出す。

なんとか、親をやってきたんだなぁ。と染々する。

我が子は2人そろって、無類の果物好き。
あまりに好きなので、幼い頃は植木鉢でいちごの苗を育てたりもした。
大好きないちごの為に、毎朝、丁寧に水やりをし、緑色の実がいつ赤くなるのか、毎日ひたすら観察する目は、とにかく可愛かった。

何度か挑戦したが、スーパーで買ってきたいちごの甘さには、程遠いいちごだった。
しかし、そんなことは気にせず、あんなに嬉しそうに食べる姿は、幼い頃だったから見れた表情だったな。と、懐かしい。
10年以上経ったいまも、私も子どもたちも覚えている。

スーパーで、いちごを買ってくると、たまに甘さが足りないものもあった。
あの時育てたいちごよりは、甘いと思うが、子どもたちは、手が進まない。

そんなときは、砂糖でじっくりと煮込み、ジャムにした。
口のまわりを真っ赤にしながら、パンに乗せて一瞬で食べる我が子は、やっぱりかわいかった。

食べ物は、親子の共通の思い出とエピソードを作ってくれる。

食べることは、生きること。

食べるものは、身体をつくるが、それ以上に心を作る。
心が安定しなければ、何を食べても
結果、不健康。


なかなか強者な『偏食子育て』に苦労したけれど、いちごの可愛さが、楽しいエピソードもたくさんあったと、気付かせてくれるのだ。



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