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自分の『勝手な思い込み』に、衝撃的なくらい気付く本

今日は保育者という立場についてのお話です。

少し前の話になりますが、ある講演会へ参加しました。
その時のゲストとして、ZOOMで登場したある方の言葉を聞き、本当に衝撃を受けました。

その方のお名前は、東田直樹さんとおっしゃいます。
東田さんは、重度の自閉症をお持ちの方で、会話をすることは、難しいです。
しかし、画用紙にパソコンのキーボードが描いてある紙を、指でローマ字押しをしていくことで、1文字1文字、口に出し、言葉をつむいでいかれます。

公演中、会話をすることが難しいながらも、 とても豊かな感性と世界観、言葉をお持ちで、幸せを感じることを大切に一日一日を過ごしていることが、とてもよく伝わりました。  

そして、一緒に参加されていた東田さんのお母様のお話を聞き、母親というものを、とにかく痛感しました。


東田さんが、13歳の時に執筆した「自閉症の僕が跳びはねる理由」で、理解されにくかった自閉症者の内面を言葉で伝え、世界中から注目を浴びました。
その本は、30か国以上で翻訳され、世界的なベストセラーとなりました。  

「自閉症の僕が跳びはねる理由」 を読むと、会話できないということが、不思議に感じます。とても分かりやすい言葉で「自分」を伝えているのです。 

公演が終わり、再びこの本を読み直すと、

様々な子どもと関わる者として、
経験を積むからこそ、自分の中に無意識に作られていく固定概念や、価値観があることを知り、そして柔軟に付き合っていく覚悟が必要だな。と背中を正されました。

たくさんの理解者や、たくさんの協力者がまわりにいる東田さんは 30歳を迎え、困っている人、それを支援している人の理解者として、過ごしていらっしゃいます。 X (旧Twitter) にて、発信し続けていらっしゃいます。  


ぜひ一度、手にとって頂きたいです。  


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