東京都の『Mobile-Care&お茶Cafe』は、電動車椅子や杖なども試乗できる、福祉系カフェです!
こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんはカフェは好きですか?
私は会社が運営するサイトでカフェの記事を幾つか書きましたが、それは障害者の方が働いているカフェでした。
この記事では、東京都荒川区町屋にある電動車椅子や杖、手押しのシルバーカーなどの福祉用具を気軽にお試しできるカフェを紹介します。
眼科クリニックに勤務していた検査技師が、身体の自由が利かなくなった高齢者の方が移動手段を諦めてしまう前に相談に応じたいと、2021年4月にオープンしました。店主の女性Aさんは「早期に便利な福祉用具を理解して頂きたいです」と、高齢化社会を支え合うカフェはやって来るお客様を元気と笑顔を与えています。
今回は福祉系カフェ『Mobile-Care&お茶Cafe』の魅力をお届けしたいと思います。
『Mobile-Care&お茶Cafe』が、福祉系カフェになった理由とは?
「コントローラーを引く操作をすると、後ろに下がれますよ」。電動車椅子に試乗していた近所の高齢女性Bさんが、店主の女性Aさんの説明を受け「凄く便利で使いやすいわ」と、電動車椅子に感心していました。
店は『Mobile-Care&お茶Cafe』(モバイルケア・アンド・お茶カフェ)という名前で、町屋駅から北東に延びる尾竹橋通りの商店が立ち並ぶ一角に位置しています。電動車椅子のポスターとイラストが張られていますが、外観はガラス張りのカフェです。およそ50平方mの店内は壁に取り付けた木板を基調として、暖色系のライトが照らす柔らかい雰囲気が漂っています。
店主の女性Aさんは眼科クリニックの検査技師として約25年働く中で、白内障や緑内障の高齢者の方の足腰が悪くなって通院が遠のいて、そのまま症状が進行してしまう方を多く見てきました。
こうした状況を打破したいと思い、かつて同じく眼科クリニックの検査技師をしていた夫と共に、気軽に立ち寄って福祉用具をお試しできるカフェをオープンすることに決めました。福祉用具だけを取り扱う店では購入することが入店することの前提になり、店の中に入りづらいのではと考えました。店主の女性Aさんは、「福祉用具専門相談員」の資格を取得し、『Mobile-Care&お茶Cafe』をオープンする前の2021年1月に眼科クリニックを退職しました。
『Mobile-Care&お茶Cafe』内では2社の電動車椅子を試乗、購入も可能です。それ以外にも、色んなデザインの杖や手押しのシルバーカーも取り揃えています。一人一人に適した福祉用具を勧め、使い方も解説します。お茶会を目的に来店し、福祉用具を目に留めて興味を持つ高齢者の方や、ご両親を連れて再来店するお客様もいます。
店主の女性Aさんは「要介護認定を受けてからの福祉道具の購入では遅くなります。元気な間こうした福祉用具を使い始めて、安全なライフスタイルを送って頂きたいです」と発信しています。
参考:「カフェで試乗できます」電動車いす 高齢化社会に寄り添う店主のユニークな発想と人気のケーキ 東京新聞(2023年)
『Mobile-Care&お茶Cafe』の人気メニューは店主の女性Aさん手作りのシフォンケーキです。厳選した素材の味を活かしたこだわりのケーキで、紅茶やチーズ、レモンなど多彩な味が楽しめます。
『Mobile-Care&お茶Cafe』の営業は火曜日、水曜日、金曜日、土曜日の午前11時半〜20時半。お問い合わせは、電話03-6807-9873まで。
こんなカフェ、聞いたことがなかった!
カフェといえば、私の中では大手コーヒーチェーンや、昔ながらのレトロな喫茶店、古民家カフェなど、そういうものを連想します。
障害者の人たちのカフェも書いて来て、その点では福祉といえますが、あくまで障害者福祉視点で、電動車椅子や杖などを取り扱う、広い意味での社会福祉系のカフェは、今回初めて知りました。
確かにただ電動車椅子などを置いてある場所だと、行くまでに敷居が高いですよね。
私の祖母も高齢で足腰が弱っているのに、自分の杖を使わずに歩いて、転びそうにならない様に、私の家に来た時は、玄関では、木の枝をしならせ、折りそうになりながらも、木の枝を頼りに階段を降りていました。
高齢者扱いされなくなかったんだと思います。そんな祖母が杖を使って歩く様になったのは、今年に入ってからでした。
ここなら、電動車椅子などを観に行くからではなく、「ちょっとカフェに行って来るね」になります。
今までこういう福祉道具も取り扱う系のカフェを知りませんでしたが、全国的にこういうカフェは必要なのでは?と思いました。
参考サイト
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?