心を軽くしてパフォーマンスを上げるために
最近、当面の仕事の目標が固まってきた。
仕事の目標、それは「後悔しないようにやる」ということ。
ただ、これは字面から想像されるような、「全力でやるぜ!」みたいな前向きな目標とはだいぶ違う。
メンタル面の負荷をできるだけ軽くして仕事のパフォーマンスを最大化するための方法論のようなものだ。
私は本の編集という仕事をしているのだけど、例えば誤植などの間違いがあったらそれが本という形で残ってしまう。
私は要らぬところで真面目というか、変に完璧主義、かつ不安に囚われやすく引きずってしまうところがある。
この性格は、仕事上の「一度印刷したら修正できない」という後戻りのできなさと相性が悪い。(しかし仕事は自分に合っている面もあり、なんとか仕事を続けられているのだと思う)
そこで仕事の目標、「後悔しないようにやる」。
これは具体的に言えば、「あのページのあの表現、本当にあれでよかったのだろうか」「この箇所は再度確認した方がよかったのではないだろうか」「少し心配だったけど時間もないし、まあ大丈夫だろうと進めたけど本当に問題ないだろうか」…といった、後からの不安の種をできるだけ取り除くという、いわば消極的な目標である。
私の場合、まあ大丈夫だろうと判断したことで後から不安になる、というケースが少なくなく、それが結構メンタル的なリソースを食っていると感じる。
これはどんな仕事にも言えると思うけど、後からの段階で「やっぱり不安だから」と確認なり修正なりするよりも、できるだけ早い段階で不安の種をつぶした方が、トータルでの負担が少ないのだ。
パソコンでバックグラウンドで処理しているプログラムがあると他の動作が遅くなるように、メンタル面で何か気になることがあると、今やるべきことのパフォーマンスにも影響するように思う。
不安や後悔はできるだけ持ち越さないようにして、常に軽い気持ちで目の前のことに集中したい。
イケイケでバリバリな目標ではないけれど、「後悔しないようにやる」。
日々のパフォーマンスを上げるために心がけたい。