育休復帰後1年のふりかえり
少しずつ日が長くなり、桜の木が何となくピンク色に色付いてきた。
春の華やぎムードに反して、去年の今ごろは毎日が憂鬱で「だから春はキライ」夫によく毒づいていた。
4月から職場への復帰を控えて、準備とこれからの生活を心配していたからだ。
うちの場合、夫の帰り遅く、頼れる人は近くにいない。夫婦共にシフト制で働き保育園休みの日に休み合わせられるか問題などなど、頭を悩せていた。
もともと変化を楽しめるタイプでもないし、0歳の小さい子を預けるなんて、と泣けてくるほどだった。
来月で仕事復帰から1年。
振り返ってみると
大変なことは確かにいっぱいあった
でも案外、良い変化がいっぱいあった。
後から思い出そうとしても記憶は薄れてしまうので、区切りの良い時に残しておきたいと思った。
ではどんな良い変化があったか?
ざっとあげるとこんな感じ
・人間関係が良くなった
・時間の使い方がうまくなった
・感情のコントロールできるようになった
・成長したいスイッチが入った
・じぶんを大事にするようになった
字面では「ちゃんとした人」感がでてしっくりこないが、あくまでも以前のわたし比較で良くなったというところ。
もっと詳しく考えてみた。
人間関係が良くなった
仕事は今まで通りとはいかなかったので、チームメンバーに頼った。
最初は頼ることが申し訳なかったけど、そうするしかなかったし、ひたすら感謝の言葉を伝えるようにした。
結果、よくコミュニケーショが増えてちょっとしたことも臆せず話せる関係になった。
働く上で、子育てだけではなく、妊活、更年期や介護など様々なライフステージがあって、誰しも何かを背負っていると視野が広がった気がする。
支えてもらうだけでなく、支える側にもなりたいとも思えるようになった。
夫婦関係も、よくコミュニケーションをとるようになり「チーム」という感覚がでてきた。
時間の使い方うまくなった
じぶんのなかで優先度の低いものは思い切ってやめた。
以前は朝、洋服選びや髪のセットに時間をかけていたが、定番を決めさっと終わらしている。
帰宅後、ビールを片手にNetflixをゆっくり見るなんてこともしてたが、ほとんどテレビを付けなくなった。
その時間を今は子どもと過ごす時間にあてているが、やめてみても驚くほど何も困らず、もっと早くやめて他のことをやれば良かった。
仕事のタスクは短く分けるようにした。短時間で確実に進む感覚があるし、途中でも他のメンバーに引き継ぎやすい。これは、いつ保育園から電話がかかってくるかわからないので身についた。
家族全員の休みが合う日は、月に2、3回しか無いが、小さな卓上カレンダーに予定を書き込み、朝食時に何したいか話して決め、その日を大事に過ごせるようになってきた。
感情のコントロールできるようになった
仕事の悩みは家に持ち帰らない。
それだけ家でハードワークが待っているということでもあるが、結果切り替え上手になった。
悩んだり心配したり止まっている時間が無い分、即行動して解決することも増えた。
成長したいスイッチが入った
じぶんの成長が子どものためにもなると思うと
失敗も、コミュニケーションも、成長につながる経験だ!と思えるようになった。
子どもがたくさん失敗しながら、自分で食べられるようになったり、自己主張ができるようになったり、成長して行く姿も良い刺激になっている。
じぶんを大事にするようになった
じぶんが壊れてしまうと子育てなんてできないと、マインドが変わった。
以前は他人のことをあれやこれや気にしすぎていたかもと気づいた。
体や心の疲れに敏感になり、太陽を浴びる、睡眠をとる、運動をする、誰かと話すことでじぶんをいたわるようになった。
もちろん良いことばかりではない
大変だったことも少し吐き出しておくと、、
保育園の慣らし保育期間は、体調不良が続き、復職日をずらしてもらった。そのあとも子どもの発熱で早退、欠勤が月1、2回ペースであったのも辛かった。
興味がある仕事もがっつりはできないもどかしさもあった。
毎日の食事やお風呂、寝かしつけだけでヘトヘトだった。
子どもの歩行や、離乳食が安定してきたからこそこうやってNOTEを書いたりできているが、
「じぶんの時間がない」と最近でもよく夫にあたっている。
おわりに
大変ななかでも「良い変化」に目を向けているのは、まだまだこれから困難な道が続いて、気を抜くと崖から落っこちそうなイメージがあるから。
これはいつもしんどそうにしていた母の姿をみて育ったからもしれない...
4月からまた新たな気分で働けるように
大事なものを大事にすること
感謝の気持ちを伝えること
この2つを忘れないようにしたい。
今年の春は、家族で花見を楽しみたいな。