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読書感想

僕はルーティンとして、寝る前に小説を読むということになっています。
読書は賢くなるからという理由で始めたわけですが、1年くらい続いているのでしょうか。

そんなわけで、たまには読んだ本を紹介しようかなと思います。
五条紀夫さんの『私はチクワに殺されます』という小説です。
この小説は、まさに「ちくわの穴を通して人の姿を見ると、その人物の死に様が見える」という奇抜な設定から始まる物語で、トラック運転手の男がその力に翻弄されていく様子が描かれています。
そしてちくわを覗くとその人を殺せるのです。
デスノートのちくわ版でもあります。
主人公はちくわが危ないということで、ちくわから民衆を守ろうと買い占めたり、穴を塞ごうとしたり、奮闘するのです。みんなから変な目で見られようがやるのです。
聞いた感じコメディのようですが、そうではありません。
サスペンスでありホラーであります。
それがちくわだから変な感じになります。
が、しかし、覗かれた人は死ぬのです。
そんなに長くはない物語なのできっと面白いと思います。

どうしましょう、そんなちくわがあったら。
【今、皆さんの冷蔵庫に…】
あんまりこわくないですよね。キャッチコピーは怖く作れないですね。

読んだ人には怖さはわかると思うのですが、読んでない人にもチクワで恐怖を与えるキャッチコピーを考えたいと思いまして、作ってみましょう。

【今夜のおかずは、悪魔のねりものだよ】
ちくわだと怖くないので、「ねりもの」というワードにしてみました。

【ちくわを加えて吹いてフィーと鳴る恐怖に耐えられますか?】
想像に訴えてみました。

【お前も蝋竹輪にしてやろうか!】
聖飢魔Ⅱのように言ってみました。物語と関係ないですけど。

怖くないですね。
ちくわで怖いは難しいですね。


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