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読書感想文がサボりやすい時代
僕が学生の時は、読書感想文の宿題は、課題図書の後ろに書いてある少しのあらすじを読んで書くという、せこい技を使っていました。
しかし、今はもっと楽です。
AIというものがあります。読まなくても書けます。
やってみましょう。
『夏目漱石の「こころ」を読んでの小学生6年生が書きそうな読書感想文を300文字で書いて』と言えばOKです。後は自動で書いてくれます。
AI
夏目漱石の「こころ」を読んで、私はとても感動しました。この本は、先生と私という二人の主人公の視点から物語が進みます。特に、先生の過去の出来事が明らかになる部分が印象的でした。先生が友人のKとの関係や、自分の罪悪感について語る場面は、とても心に残りました。
この本を通じて、人間関係の複雑さや、心の中に秘めた思いの重さを感じました。また、先生の言葉や行動から、自分自身の行動や考え方についても考えさせられました。特に、友人や家族との関係を大切にすることの重要性を学びました。
「こころ」は、ただの物語ではなく、人間の心の深さや葛藤を描いた作品だと思います。これからも、もっと多くの本を読んで、自分の考えを深めていきたいです。
ちょっと賢すぎるかなと思ったら
『ちょっと大人過ぎます。もう少し子供っぽさが欲しいです』と言いましょう。
AI
わかりました!もう少し子供っぽく書いてみますね。
夏目漱石の「こころ」を読んで、先生と私の話がとても面白かったです。先生が昔の友達Kとのことを話すところが特に印象に残りました。先生がKに対して感じていたことや、その後の出来事がとても悲しかったです。
この本を読んで、人との関係がとても大事だと感じました。友達や家族を大切にすることが大切だと思いました。先生が自分の気持ちを隠していたことが、後で大きな問題になったので、正直に話すことも大事だと思いました。
「こころ」は少し難しいところもあったけど、たくさんのことを教えてくれました。これからもいろんな本を読んで、もっといろんなことを学びたいです。
これで読書感想文は完璧です。
しかし、最近では、読書感想文の宿題を課さない学校も増えてきています。特に、コロナ禍以降、読書感想文を必須課題から外す学校が増えているようです。
その理由の1つに読書離れの懸念。
課題としての読書感想文が、子供たちにとって読書を楽しむ機会を減らしてしまう可能性があるためらしいです。
本当にそう思っているのでしょうか?
もし、課題としてマンガ感想文があったら、子供たちにとってマンガを楽しむ機会を減らしてしまう可能性があるでしょうか?
マンガ感想文は書かないかもしれませんが、マンガを読む人が減るとは思えません。
読書離れが読書感想文のせいだと思っているならヤバイです。
結局、読書感想文があろうがなかろうが、読書する人はするし、しない人はしない。マンガ感想文があろうがなかろうが、マンガ読む人は読むし、読まない人は読まない。
みんな好きだから読む。